暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#469

2022-04-30 09:50:56 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 日銀、永久指値オペで自滅。日本敗戦(小幡 積さん)

…なぜだ。なぜ日銀は、あえてヘッジファンド・トレーダーに食い物にされる政策を選んだのか?

日銀は28日の政策決定会合で、イールドカーブコントロール(YCC)において、連続指値オペを明確化するために「毎営業日0.25%での指値オペを行う」と発表したのだ。これは、自滅となる…。

彼ら日銀は、マーケットの戦いを分かっていないのだろうか。これではヘッジファンドらの思うつぼではないか。なぜなら、必ず0.25%で日銀が買ってくれるので、それよりも低い利回り(高い値段)で市場の国債価格がついていれば、その値段で売りまくれば絶対に損はしないからだ。

利回りが低い=価格が高いということを意味する。なので、日銀が必ず買う価格(0.25%まで上昇した時の価格)というのが”価格の下限”となる。→∴それよりも価格が高い、つまり利回りが低ければ売りまくり、それ(下限)よりも価格が下がり、利回りが0.25%まで上昇すれば(0.25%に達すれば)、「日銀が買ってくれる」のである。

そして、トレーダーたちが売り続ければ必ず価格は下がり、利回りは上昇する。∴0.25%に達し、日銀が買ってくれることになる。

もう少し詳しく解説しよう。トレーダーは、国債を先物で売りまくる。同時に円も売りを浴びせる。国債市場で海外トレーダーはマーケットを支配できないが、為替市場では支配できる。国債市場での指値オペによって日銀がトレーダーを撃退したように見えても、それは彼らを確実に儲けさせるだけだ。

なぜなら、彼らは円を売り、円は暴落する。彼らは国債を先物で売っている。現物国債市場は日銀が支配し、0.25%で買う。ところが、国債先物市場では0.25%を超えて利回りが上昇する。そうすると国内トレーダー・国内投資家が、割安だからと国債先物を0.26%で現物を日銀に売る。裁定取引で確実に儲かる。

海外トレーダーは、国債先物ではわずかに損をするように見えるが、実際は、円が暴落しているから、$ベースで考えれば、国債の買戻し価格はドル建てでは安くなる。だから、$ベースでは儲かる。永久に儲け続けられる。円安は絶対に止まらないからだ。なぜなら、このトレードを続ける限り、円安が進み続けるからだ。

日銀は円安を止めるために、どこかでギブアップせざるを得ない。その時、国債は暴落し、海外トレーダーの売りポジションは大儲けとなる。

彼らはそこで一旦力を溜め、国債市場を殺してから、つまり、0.25%で日銀が釘付けにするから、普通の取引者は国債を売買しなくなる。市場が成立しなくなる。

その状態から一気に売り浴びせていけば、短期決戦で勝ちやすくなる。あるいは、今日から即時に攻め立てる。いずれにせよ、万が一今日は負けても、次には彼らが大勝ちするだろう。

  • 米ECI(雇用コストインフレ指数)

…Twitterの方。

「昨日発表された米ECIでは、賃金に起因するインフレの粘着性のある部分に緩和の兆候が表れていない。商品価格の下落からコアインフレがピークアウトした可能性は否定できないが、賃金インフレを抑えられない限り、Fedが目指すソフトランディングの達成は難しい」「ECIが昨夜の下落の原因」


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#468

2022-04-29 20:40:47 | 日記

こんばんは。

当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。


<気になる材料>

  • 2019年11月頃のTwitterでの、とあるやりとり。まるっと。

…2019.11/11<ときわ総合サービス研究所>

MMT「自国通貨建てなら、財政赤字を気にせずに財政支出を増やせる」

増税派「MMTはばかげている。主流派はこぞってMMTを批判」

サマーズ先生「長期停滞から脱するために、財政出動を」

ブランシャール先生「”金利<成長率”なら、財政赤字があっても財政出動は可能」

ドラギ総裁(当時)「MMTのことも研究を」

…2019.11/12<H.TSUJI>

全て的外れでしょう。財政政策も金融政策も、成長を取り戻すのには何の役にも立たない。なぜなら、我々が直面するのは”地球の有限性”と言う物理的な限界だからです。「年率〇%」という指数関数的な成長をしようにも、エネルギー供給や資源供給は指数関数的に増やすことはできないのですから。

…2022.4/19

「円安で更に業績は悪化するだろう。→大手電力決算は10社全て業績悪化。燃料価格の大幅上昇などが要因」

…2022.4/29<久保田博幸>

(昨日の黒田の)日銀連続指値オペの「毎営業日化」で、”財政ファイナンスだ”との認識を強めてしまい、ゆえに円や国債への信認が毀損(信認失墜)される恐れが」

日銀は4/20に、3/28以来となる連続指値オペの実施を発表した。期間は4/21~4/26まで。対象となるのは10年利付国債の364回・365回・366回。

応札・落札額は21日がゼロ、22日は4277億円、25日が7275億円、26日が9215億円となった。

28日は金融政策決定会合の2日目ということで、日銀は細かな修正を行った。AM10:10にオファーした指値オペの締め切り時間を、会合終了前となるであろうAM11:00にしたのである。そして会合結果発表後でもあるPM2:00に2回目の指値オペをオファーした。こうして指値オペが決定会合結果発表時を跨がないように工夫していた。

28日の指値オペでは前場の分で5816億円の応札・落札があった。

いずれにしても、21日から28日にかけて合計で2兆6583億円分の364回・365回・366回を対象とする国債買い入れを行ったことになる。

現在の10年国債の毎月あたりの発行額は2.7兆円となっている。3銘柄で8.1兆円となる。そのうちの2.7兆円と3分の1あまりを、オペレーションによって短期間のうちに買い入れた日銀。

ちなみに、日銀の購入先は直接の投資家ではなく、銀行や証券会社などである。

生命保険会社などの投資家、これには銀行そのもの(ソニーとか)も含まれるが、当然ながら10年国債を投資対象として運用しており、日銀のオペ対象の金融機関が全て保有しているわけではない。

いずれにしても、日銀は発行額以上の国債を買い入れることはできず、その前に行き詰まることが想定される。

さらに28日、日銀はこの連続指値オペを毎営業日行う事を宣言した。5/2以降、明らかに応札が見込まれない場合を除き、指値オペを毎営業日オファーする。さらに指値オペについて、オファー時刻をAM10:10、応募締め切り時刻をPM3:30(金融政策決定会合2日目はAM11:00)とするタイムテーブルを新設した。これは既に28日からスタートした格好となった。

欧米の長期金利が高止まりする中、国内での物価上昇圧力が強まるなどすれば、日本の長期金利に更なる上昇圧力が加わることになる。結果、28日以降も日銀は連続指値オペを継続せざるを得ない状況に陥る可能性は当然ある。

これに対し日銀はどのような対応をするのか。結論は「毎営業日の連続指値オペ」となった。ただし、いずれにしても限界がある。そもそも「市場実勢を無視した、このような(金利防衛だけの)買入そのものに意味は見いだせない。

更に買い入れ金額は”無制限”。”無制限の指値オペ”ということが、「財政ファイナンス」と認識されかねないものであるが、今回の”毎営業日実施”によって財政ファイナンスの色彩が色濃くなる可能性が出てきた。

10年国債は、毎月入札にて発行される。次回の5月債は10日に入札が予定されている。発行日は翌営業日なので11日となる。状況次第では5/10までに10年国債の364回・365回・366回はほとんど日銀に吸い上げられてしまう可能性がある(いわゆるリバースレポ。→日本:10年債金利が0.25%⇑にならないよう金利防衛。米:市中のじゃぶじゃぶヘリコプターマネーを回収し、インフレ⇓する為)

そして5/11に新たに366回が2.7兆円程度市中に供給されるが、外部環境次第では、入札で落とした業者がそのまま日銀のオペに持ち込む可能性も当然あろう。一旦業者を経由したとはいえ、これはほぼ財政ファイナンスとなりうる。

これに対しても日銀は何かしら細工をし、財政ファイナンスとは見えにくくするかもしれない。しかし、結果としてはやはり財政ファイナンスとなりうる。

日銀は展望レポートにて、2022年度のGDPをプラス2.9%、消費者物価指数(除く生鮮)をプラス1.9%と予想している。これは景気が悪化していたり、デフレであったりする内容は含まれていない。消費者物価指数(除く生鮮)を「プラス2.0%」ではなく1.9%とするあたりにも作為を感じるが、とにかく”非常時の数字ではない”ことは確かだ。

それにも関わらず「非常時の金融政策を継続する」と言う割には、実体経済と乖離した政策をとっている。我々が本来貰えるはずの金利を日銀が奪い取っている、という恰好にも映る。

日本と欧米の金融政策の”方向性の違い”から円安が加速し(も、投機筋によるもの)、4/28には$円は一時131円を付けた(20年ぶり)。円はユーロやポンドなど他通貨に対しても売られており、円安というよりも円売りであった。

日銀の「無限・無制限連続指値オペ」を市場参加者が”財政ファイナンス”と捉えることとなれば、円や日本国債の信認を毀損・失墜しかねない(更なる円売り)

今回の円安は、それも意識した動きでもあったのではないか。

  • コロナ禍でまるまると太っていたリスク資産に要注意。

…リスク資産(転がされていた日本株・円・日本国債も含む)の”崩壊”に注意。→5/9の”日銀の毎営業日連続指値オペstart日”は特に。(∴5/9前後or直後が仕込み時?もしくは5/9~が145円方向に?)

→日本への投資資金の8割はEU勢。も、凋落へと向かっているEUは手段を選ばないはず(円を売って円安にして、日本の先物国債と現物国債の裁定取引とか)

…11月のインドネシアでのG20。議長国インドネシアは「ウクライナ:ゼレンスキーも招待した」と。プーチンは参加表明済み。

結局、今回の紛争でうまく利を取っているのは、印etc. こういう国(中国ではなかったか)


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#467

2022-04-28 11:10:12 | 日記

こんにちは。


<気になる材料>

  • #466の続き。WORLD MARKETZ近藤さん。

…「同じ4%利回りなら、価格変動の少ない米国債・米10年債に行くよね」→FRB利上げは、予想よりも早く(急ピッチ加速で)上げていくと見ているマーケット(急ピッチ過ぎて裏切られる可能性高し)

→∴ますます米国債買いへと(∴10年債金利⇓でフラット化となり、=マーケット下落、=インフレ抑圧というFRBのシナリオ)

→マーケットは先読みで「動かない、株持たないのが安全」と。(途中でアロケーション比率(ポートフォリオの比率)を変更することができないので)

          • 20年前:Cash is King. (手元に現金を持っておかなきゃいけない)
          • 今  :Cash is King. (プラスアルファを取る為に、いつでも動ける資金を手元に)

…12月までに、利上げペースは加速していくと見ている。4%に向け、利上げは急ピッチな展開になると見ている。(中立金利は年内は2.5%。まだタカではない)

&Fedはもうマーケットの見方ではない。「助けてくれる。公的資金注入」の幻想は捨てよ。→∴アセットアロケーションの仔細配分が変わってくるので、7月に要警戒。

…「金魚のフン」にはなれるけど、主役には決してなれない日本株。

※CNBC(米政府お抱えの広報メディア)は先日、「日本株市場は空売り天国」と報道。既に米から(空売りの)投資資金が来ている、という情報あり。


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#466

2022-04-28 10:33:07 | 日記

こんにちは。


<気になる材料>

  • 4/27(水) WORLD MARKETZ 近藤駿介さん。

…ブレイナードで”微かな期待”が絶たれたことによる大幅調整だった米マーケット。(ハトのブレイナードが”中立金利”を出してきたことで、過去20年間の世界中のマーケットの支えであった『困ったときは、FRB(中央銀行)が助けてくれるよね』が通用しなくなったんだ、とマーケットは悟った。ブラックアウトで)

→「リーマンショック(2008年)後のマーケット」の終焉を迎えた。歴史的な動き。

…マーケットは”0.25%利上げ”は認識しているも、「Fedはマーケットのことを考えてくれている」と思っていた。

→なのに、”中立金利”を出してきたFRB(も、中立金利を出してくること自体はまだハト的)

→FRBの全力利上げにより、2%までターゲットに入ってしまった今。

→「これは、パウエルの言っていた”安定的な利上げ”ではないじゃないか」とマーケット。

→∴「0.5%利上げ×3回」=4%(中立金利2.5%+利上げ分1.5%で)

→マーケットは4%⇑を織り込み始めた。

…本来、中央銀行の役目は「物価の安定・雇用の安定」。2008年以降の仕事(金利や株価を支える)は、本来の仕事ではない。

→金利をゼロ近辺に誘導してしまったが故に、「ゼロよりはマシ」とマーケットはリスク資産に手を拡大した。

→これから、中立金利は2%へ(FF金利(政策金利)2.5~4%になると見られる)

→米企業の配当利回りは4%くらい。

→∴株の幻想が剥げてしまうことに。

→∴「SP500が下がったら押し目」の時代は終わった(ナスダックには言及ナシ)

→∴”企業の期待利回り”よりも”米10年債利回り”の方が良くなってくれば、投資家は価格リスクが低い方を取り「株よりも国債の方が安心安全」と思うはず。

→∴今年、必ずマーケットの”リスク変化”が起きる。「今年の夏ごろの話になる」と(コレが、今のあり得ない動き・強気になれない理由)(三井住友:宇野さんも同意見)

              • 7月くらいまでに2%に行ってもおかしくない(近藤さん)
              • 早ければ夏(7月くらい)、遅くとも初秋までには135円をつける(宇野さん)
              • Fedウォッチが牛歩すぎる今(”0.25%ずつ利上げ”が95%)。→こんなのんびりでは、中間選挙までにインフレ退治は間に合わない(近藤さん・宇野さん)

※民主エリザベス・ウォーレン(怒)「このままインフレ放置していると勝てない」

…米国債で利益を得られるようになったとしても、米マーケット資金・資産運用金は減らないと見られている(今はトレンドとして株には乗りにくいが)

→「債券6:株4」的逆転が起こる可能性(株を減らす動き)。年金資金までコレをやりだすかもしれない。

→∴アセットアロケーションの崩壊が、7月に起こる(7-9月(3Q)のアロケーションを組む時にソレは起こる)。∴今年7月は要厳戒。


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#465

2022-04-28 09:22:04 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • NYホリコさん。いつになく弱気。

…昨夜NYはプチ上昇だったが。昨日(火)NYの大幅下落には足りない戻り方。

久々の大幅調整の因は色々な見方がある。ロシアプーチンの核(?)示唆(『外部の干渉があるなら、電撃的な対抗措置を取る』と議会で。~ロシアTV)や、北京のロックダウン懸念が流れ(週3回のPCR検査義務が課せられた北京市民)、∴サプライチェーンがますます混乱し、半導体etc. 更なる世界的ひっ迫となり、それ故に経済鈍化へと。との思惑から。

…米決算。大体の企業が前期比を上回る好決算を出しているのに、なぜか売られている。少しでも益が小さい数字となっていれば、めちゃめちゃに売られる今。

…マーケットのトレンドが下を向いている。&投資家のポジションが縮小中。”損益通算(損だけ出してもダメで。益も出しておかないといけない。2つをぶつける為に)”といった、普通なら10~11月にやる事(ヘッジファンドの決算月は11月末が多い)が、今年は今起きている。

「税金対策の売り」が今出ているという事は、中間選挙(11/8)らへんは動かないという安全策・防衛策か。

→マーケットに資金は入ってきている今(決算月は上昇する、という則に備えて)。個人のMMFも凄い額(4兆数千億$)。しかし、過去に見たことが無い動きをしている米マーケット(税金対策で)

…金融引き締め、まだ1回しかやっていないのに、マーケットの過剰反応が全く収まらない今。物凄く”利上げ”を恐れている今のマーケット。

も、別視点の人たちは「FFレートを引き締めたら、(中立金利の)2.5%で運用できるので(引き締め後の方が利率が上がるので、収益も上がる)」→∴「資金あるけど、株はしばらく休もう」な状態。

→「わざわざ下落しているときに買わなくても」「下がる様子を眺めて居よう。どこまで下がるか」

→∴反転したら、一気に上昇してくると見られている。

※過去のバーナンキFRB議長のテーパリング時(2013年らへん)のパターンと同じ動きなので。&インフレも「今がピーク」という声多数。&$高で、米経済にとってはプラスなので。&ロシアウクライナでの「更なるエネルギー高騰は、必ず来るので(∴oil・天然ガス純輸出国である米は強い)」。

…米マーケットの株価は今が底値圏。何を見ても安いので。本来なら、買い場以外の何物でもない状況。

も、先週末から売り建玉がでているし、いつまで”謎の下落トレンド”が続くのかも全く読めないので「今は手を出さないほうが良い。買いじゃない。難しい局面だ」とも。

※「中国市場の代替として、ヘッジであろう日本株市場が売られている」とストックボイス中島さん(中国金融機関の外貨預金準備率9%→8%への引き下げは5/15から)

要は、中国がこれまでやってきた米国債の買い支えを止めるということ。→∴その中国分を、これからは日本が担っていかなければならなくなったということ(昨夜WMZ)。→∴更なる$高円安は必然(米国債を買う前に$を買う必要があるので)


よろしくお願いいたします。