げんきくんのわくわく日記

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平和学習会~被爆者岡田恵美子さんのお話を聞く会~

2016-03-16 10:41:59 | 中央支部中部地区委員会
2016年1月27日(水)祇園公民館で「平和学習会~被爆者岡田恵美子さんのお話しを聞く会~」を開催しました。



岡田さんは、8歳の時に広島駅北側の自宅で被爆されました。
当時中学1年生だった岡田さんのお姉さんは、建物疎開の作業に出かけたまま70年たった今も遺骨さえ帰ってきてないそうです。岡田さんは約30年前から証言活動を開始され、国内だけでなく世界の国々で被爆証言をされ、精力的に活動されています。



被爆70年をむかえた広島。さまざまなところで、平和によせる思いや活動が話題となっています。中央支部中部地区委員会ではグリーンコープの組合員活動として、生命を育む食べものや環境を大切に考えた活動を行うと共に、平和への思いも広げていきたいと考え、被爆体験をお聞きする平和学習会を開催しました。

当日はたくさんの組合員の皆さんが参加してくださいました。
岡田さんは誰にもとても気さくに話しかけられ、「若い方が関心をもってお話を聞きに来てくれたことがとても嬉しい」と笑顔でおっしゃっていました。

「キノコ雲の下で何があったのかを伝えたい」と、ご自身の体験したことを静かに語ってくださいました。
ご自身の病気のこと、家族を失った体験、戦争孤児となってしまった子どもたちの過酷な状況、終戦後の混乱など、時折涙ながらに語られ、当時まだ8歳だった岡田さんにとってその日を生きるというだけで精一杯だった様子が伝わり、言葉を失いました。



講演後、参加者のグループトークでは、様々な意見が飛び交いました。多くの方が「戦争や平和について子どもへどう伝えたらいいのか難しい」と感じている様子でした。
岡田さんは「まずは家庭で子どもたちと話し合う時間を持ってほしい。親の姿を子どもはきっと見ているから。そして子どもの意見をしっかり聞いてあげてください。」とおっしゃっていました。
「夢や希望を持って生きていた子ども達の未来を奪った戦争を、二度と起こさないためにも、NOが言える人になってください。」
「解決策はすぐには出ません。今日参加してくださった方は、個人個人がどのように行動していけばよいのか、それを考えるきっかけになってくれれば嬉しい」
最後にしっかりと語られた言葉が心に響きました。

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