げんきくんのわくわく日記

グリーンコープひろしまの活動報告ブログです。
いろんな行事の報告、おすすめレシピ等々、
お伝えしていきます!

6月1日(金) せっけん学習会in東区民文化センター

2019-05-27 12:38:23 | くらし全体会

株式会社地の塩社の樫本さんをお招きして、せっけん学習会を開催しました

地の塩社は、「人と自然のことを第一に考えた商品作り」の考えを大切にされ、たくさんのせっけん商品を作られています

学習会では、実験をまじえて楽しく分かりやすくせっけんのお話をしていただきました

「中和法による液体せっけん作り」では、脂肪酸、お湯、アルカリ剤から液体せっけんができる様子を見せてもらい、泡立つ様子に、会場から「すごい!」と声が上がりました

また、せっけんの上手な使い方のポイントは、充分に泡立たせること。泡立ちが少ないのはせっけんが不足しているそうです泡が少ないと汚れが再付着しやすいので、十分に泡が立った状態ですすぎを行ってください

「水の硬度」によってせっけんの泡立ちも違うそうです硬度の低い水の方がせっけんが溶けやすく、泡立ちもいいことを実験で見せていただきました

硬度が高い水ではせっけんを入れると、泡がたたずに白くにごりました。そんな時は、アルカリウオッシュを足したりせっけんの量を増やすと泡立ちが良くなるそうです

地の塩社の商品には、アルカリウォッシュ・キッチンのしゃぼん・お風呂のしゃぼん・固形せっけん・シャンプー・リンス・山鹿温泉水を使った化粧水桜ゆららなどの基礎化粧品があり、その特徴などを教えてもらいました。なかでも、「男のシャンプー・せっけんシリーズ」は夏場の季節に特におすすめと言われていました。メントール成分が入っているので使うとスースーして、涼しく感じる事ができるそうです。冬は、受験生などの眠気覚ましにもなるそうですよ 

学習会の後に、くらし全体会で「お水くんの旅」というパネルシアターを紹介しました私たちの身近にあるお水は雨として降り注ぎ、川に流れ海へ流れ、また蒸発して雨となって降り注いでいます。このお水を大切に、お水に優しいせっけん生活をしていきたいとの思いで会を終えました


12/4(火) 生活アートクラブ学習会「きれいな水はきれいな森から」

2019-05-15 16:10:18 | くらし全体会

カタログ『暮らしのグリーン』のエコデバでおなじみの「生活アートクラブ」の冨士村夏樹さんを講師にお招きして学習会を行いました。「生活アートクラブ」は「青森ヒバ」をはじめとする虫よけ製品や、麻や綿など肌に優しい素材の衣類を取り扱っており、農薬、林業、漁業など、あらゆる角度から、水・森環境につながるお話しをいただきました

川を汚す原因のトップ3は「農薬」「合成洗剤」「天ぷら油」だそうです

 虫の多い季節や、衣類の保管に使う「虫よけ」剤ですが、一般的な殺虫剤は戦争時に使われた「枯葉剤」(農薬)と同じ成分のもので、人間の体にも良くないものだそうです

農薬について、最近はネオニコチノイド系の洗っても取れない農薬が日本で認可されているため、広く使われて川を汚染しているというお話に驚きました。また、生態系がおかしくなり、ミツバチが帰巣本能を失い、大量失踪している現象も起きているそうです

 香料についてもお話がありました。

最近「香害」という言葉をよく耳にするようになりましたが、アメリカでは、2種類の香料について、すでに発がん性があることが証明されており、マウスの出生率の低下、オスの精子減少にも関係しているとお話がありましたできれば化学薬剤不使用の安心なものを選びたいと思いました。

◆青森ヒバのすごいパワー!

 そこで、天然の殺虫成分を含み、水・カビ・虫に強い「青森ヒバ」の商品をお勧めされていました

 青森ヒバには、「フィトンチッド」という虫よけ成分が含まれているため、青森ヒバのまな板はカビに強いそうです

また、「ヒノキチオール」という天然の抗生物質を含んでいるそうですよ(一方、ヒノキにはヒノキチオールは含まれていないそうです!)

 大量生産、大量消費、そして大量廃棄。

「その陰で、インドやバングラデシュなどで、劣悪な環境で低賃金で働かされている人たちがいる」というお話もありました。「安く買って、捨て、また安く買う」そんな私たちの生活を支えてきた背景に、目を向けるきっかけになりました

 「アニマルウェルフェア」といった家畜の飼育環境のことや、遺伝子組み換え、除草剤、児童労働の問題、貴重な資源まで奪う漁業のやり方などのお話も聞きました。

 今まで深く考えてこなかったけれど、実は私たちの生活に密接に関係している多くの問題を知りました

 物があふれている今の時代、もっと、その商品の「背景」を含めて商品を買う。そういった、賢い消費者になることが、より重要になってくると思います。

 冨士村さんのお話では、竹が多く困っている地域の竹を利用した「紙」や「衣類」があるそうです

「竹布」は竹の繊維を加工して作った布です。肥料や農薬がなくてもぐんぐん伸び、わずか2~3年で成木になる竹は頼れる天然資源のひとつで、利用価値の高いエコロジーのひとつです

そのような商品を利用することで、より環境が良くなる。

そんな、価値を商品利用を、これから少しずつでも取り入れていきたいと思いました


食と農の大切な話~遺伝子組み換え学習会

2018-02-20 16:15:30 | くらし全体会

講師:食と農を考える市民の会・福岡  大橋由美子さん
2018年1月29日(月) 広島市まちづくり市民交流プラザ 

まず、講演に先立ってドキュメンタリー映画「遺伝子組み換えルーレット」を30分程視聴しました。
遺伝子組み換え作物とは、農作業の軽減化や飢餓対策のためという名目で生産されるようになったものです。除草剤耐性や殺虫性を持つ、何とも不自然で気味の悪い性質を持っています。長い間食べ続けた場合の影響については実験が行なわれていないので、今後どのような影響があるのか想定できず、新たに食物アレルギーを引き起こしたり未知の毒素が作りだされたりする可能性があります。アメリカでは1996年より遺伝子組み換え作物が導入されて以来、アレルギーや消化器疾患、悪性腫瘍等の健康問題が多発している事から危険性が十分感じられます。また、遺伝子組み換え作物は危険であるとの科学者たちの警告をもみ消して、健康被害は起こらないとして広めていったという事実がある事も知りました。非常に恐ろしいことです。
日本では、遺伝子組み換え作物の生産はまだされていませんが、海外から輸入している
とうもろこし、大豆、なたね、綿花が主に流通しています。日本は世界一の遺伝子組み換え作物の輸入国だという事も知りました。
現在、日本の食品表示制度では、遺伝子組み換えされたものが5%以下の混入であれば表示を「遺伝子組み換えでない」と表示できる現状があります。また家畜に飼料として遺伝子組み換え作物が与えられていても表示の義務がありません。
間接的にも知らず知らずのうちに遺伝子組み換え作物が私たちの口に入っているのです。
現在のわかりにくい表示では安全な食品を選ぶ事も出来ません。

この事実を知っている人がどれだけいるのでしょう。「知らない」事の危うさを感じました。
知ろうとしないと誰も教えてくれません。知ってしまった以上、なんとかしたいものですが、どうしたら良いのか何を食べたらいいのか途方に暮れてしまいそうです。
こういった食を取り巻く問題を少しでも減らしていくためには、まずは知ること、そして知る人を増やすこと、さらに行動にうつすことだと思いました。
まずは食べものを買う時に表示内容をよく見て選ぶこと、遺伝子組み換え食品は買わないという行動が大切です。
講演会では、もうひとつの行動として、自生GMナタネ(遺伝子組み換えされたナタネ)を抜き取ることが紹介されました。自生GMナタネは、外国で栽培されたGMナタネの種子が日本に入ってくる時に、運搬するトラックの荷台からこぼれ落ちて港周辺の道路等で発芽し、自生をしているものです。自生GMナタネが近隣種のかぶや白菜、からし菜などと交配をしてしまうことで、日本の生態系や農業、「食の安全」にも大きな影響を及ぼす可能性が考えられます。「食と農を考える市民の会・福岡」の皆さんは、GMナタネを抜き取ることで、自生や交雑などの拡大を防ぎ、GMナタネの拡散を防ぐ活動をされています。
港周辺の清掃も兼ねて2012年からすでに7回行なわれています。

アメリカでは家族を守る女性たちが声上げていき、今ではnon-GMO(遺伝子組み換えでない)の食品を表示して区分することで消費者が選ぶことができるようになってきているそうです。
グリーンコープは遺伝子組み換えに反対しています。カタログには遺伝子組み換え表示をしています。改めてグリーンコープの取り組みの大切さを感じました。選べる自由、そこに嘘やごまかしがないことはとても大切ですね!

質疑応答では、活発な意見交換が行なわれました。
現在の日本では、遺伝子組み換え作物が種子として流通することは法律で認められていません。参加者の中には今後廃止される種子法について興味を持ち、今後の日本の食を危惧しているという意見もありました。種子法廃止後の動向について、見守っていきたいと思います。



脱原発学習会『日本と再生~光と風のギガワット作戦~』

2017-08-17 10:16:12 | くらし全体会
7月15日(土)安芸区民文化センターで脱原発学習会『日本と再生~光と風のギガワット作戦~』上映会を開催しました。
この作品は多くの脱原発裁判に関わってきた河合弘之弁護士が、監督&出演した作品の第3弾です。1作目『日本と原発』2作目『日本と原発4年後』は福島の原発事故や被災者の方々、被災地の話しが中心でした。「原発がダメなのは分かった。じゃぁ代わりのエネルギーはどうするんだ?」等の質問が多かったので、原発に変わるエネルギーは自然エネルギーしかないだろう!との思いで作られたドキュメンタリー映画です。
明るい未来へ向かっていけるよ!自然エネルギーは楽しくて儲かるんだ!そんなメッセージが込められた作品です。

『日本と再生~光と風のギガワット作戦~』では原発は時代遅れの汚いエネルギーである。世界はクリーンな自然エネルギーに向かっている。その実情を知るために監督自らドイツ、デンマーク、アイスランド、アメリカ、ハワイ、中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)の国々を駆け巡り、現地の方と自然エネルギー産業について、原発について色々お話しをされました。
世界の原発産業は次々に赤字を計上しています。(日本でも東芝の原発事業が巨額の赤字を出しました。)今、世界は自然エネルギーに向かっています。一方、日本は、2度も原爆を落とされ、3.11も経験したのにまだ、原発再稼働に向かっています。(自民党の原発推進を掲げる議員連盟が、世耕経済産業大臣に新たな原発設置などを求める決議書を提出しました。と7/26のニュースでありました。)
太陽光パネルの生産シェア70%の中国では、パネルの生産技術や生産工場を日本に輸出しようと考えていると映画の中で言われました。いつまでも原発に依存しているとますます世界から遅れをとるんだと思いました。
一般的な電気料金には『作るコスト』『送るコスト(送電)』『その他(人件費など)』がかかっています。自分のところで電気を作って使えば、余計なコストはかかりません。太陽光パネルが普及すればパネル代も下がっていき、初期投資が安くなればさらに太陽光発電が普及していく。我が家の電気は我が家でまかなう。電気も“地産地消”が大切と教わりました。自然エネルギーは太陽や風があればどこでも発電できます。
原発は、外国に何兆円も払って燃料(ウラン)を買ってきて、燃やして核のゴミが出て、その処理に困ります。危険でリスクしかない原発は要りません。
その意思表示のために私たちに出来る事、たとえば電力会社を変えるや、市民発電所に出資する、などがあります。
未来の子どもたちのために、私たち大人が正しいと思える『選択』をしませんか?
この上映会は10月21日(土)福山でも行います。今回来られなかった方はぜひご参加ください。ワクワクしたり、モヤモヤしたりしますが、何度でも観てもらいたい、希望がいっぱいの作品です(^_-)-☆






もっと知りたい!せっけんのはなし 玉の肌石鹸講師のせっけん学習会

2017-07-20 15:36:00 | くらし全体会
6月6日(火)広島市東区民文化センター、6月7日(水)グリーンコープひろしま福山支部の2会場でせっけん学習会を行いました。
「無添加まっ白なせっけん」「泡ハンドソープ」「お洗濯のしゃぼん(液体)無香料・香料入り」などでおなじみの製造メーカー、玉の肌石鹸の方を講師にお招きし、せっけんについて、わかりやすくお話をしていただきました。



合成洗剤と石けんの違いの説明では、「石けんの長い歴史が安全性を証明している」という事と、「合成洗剤はいくら植物由来のものからできていても、生分解性は石けんに勝てない」という事が印象的でした。
最近では合成洗剤でも植物由来を強調し、やさしいイメージをアピールするものもあります。
石けんと合成洗剤の違いを理解し、人や自然環境にやさしいのはどちらなのか?考えて選んでもらえるようになるといいなぁ~と思います。

ブラックライトを使った実験では、蛍光増白剤入りの合成洗剤を溶かした水がぼんやりと青色に光り、石けんを溶かした水がまったく光らないので、その違いが目に見えてよく分かりました。
脱脂綿、ガーゼ、そして食器などには使用を認められていない蛍光増白剤…「白くみえることと、衛生は別の問題」と話されたことが心に残りました。
水の硬度を計る実験を行い、広島市・安芸郡・東広島市の三か所で計った硬度は20ppm、福山市の三か所で計った硬度は40ppmでした。(某有名フランス産ミネラルウォーターは300ppm…)
広島の水の硬度は低いので、せっけんを使うのに適しているとのことです。
硬度が高いと石けんは泡立ちにくいので、少し量を多めに使う必要があるそうです。



汚れの落ちるしくみから、お洗濯の気を付けるポイントは、
①石けんの使用量→少ないと汚れ落ちが悪くなる。
②水の量→少ないと石けんカスが衣類に残る。
③衣類の詰め込み→詰め込みすぎると黄ばみや臭いの原因になる。との事でした。

石けんを使う上で気になる石けんカス対策!
「衣類のリンス」やクエン酸をすすぎの時に入れると余分な石けんカスがとれるそうです。
洗濯槽の黒カビ防止にもなるそうなので、ぜひ試してみてください。
どちらも柔軟剤の投入口へ直接入れて大丈夫、クエン酸の場合は水量に関係なく小さじ1を入れる、という事でした。

基本として大切なことは、
粉石けんは洗剤投入口へ入れず直接洗濯機へパラパラ入れる、
汚れのきつい洗濯物は部分洗いをするといい、
すすぎは2回コースでという事でした。

使用量の目安は石けんの箱や袋などに、それぞれ書いてはありますが、お使いの洗濯機・洗濯物の状態や量、水温によっても違いがあるので、表示してある目安を参考に、何回か自分の目で見て確認する事が大切という事でした。
お料理を作るときの感覚で、標準の目安を参考に我が家流の洗濯を楽しみながら、見つけていきたいです。