Along with the Mekong

メコン川の流れのように

かるかん饅頭

2007年04月24日 | なんでもない日常のこと
サロンのお客様からいただいた『かるかん饅頭』。実はmameの好物のひとつ。薯蕷(じょうよ)饅頭も大好き。口の中に広がるねっとり感、とろろ~と溶けていく感じ、そして最後に残るほどよい甘味・・・ ふわっ、もちっ・・・ ああ、しあわせ。

そしてワタシは餅がキライ。大福もあんまり得意じゃないし、からみ餅なんて「ワタシの目の前で食べないでぇ」なんである。お餅って、噛み応えないし、溶けるわけじゃないから放っておけばいつまでも口の中に残っているし、無理に飲み込むと胃壁にへばりつきそうな気がして、苦しくなる。お菓子らしい繊細さも足りないしなぁ。お米の味は好きなんだけど、あの食感だけは受け入れがたい。それにくらべて、『かるかん』ったら・・・ 山芋だけじゃなく米粉も使って作られているお菓子だというのに、この味わいは、あのドカンとふてぶてしいお餅とは雲泥の差。さすが島津さまのお菓子である。


mameが一番好きなのは、羊羹みたいに細長くて餡子の入っていない原型の『軽羹(かるかん)』。あれを厚めに切って、濃いお茶と一緒にいただくと、そりゃもう至福のひととき。薩摩っていうとサツマイモとか紅芋を思い出すけれど、薩摩の人は長芋からもこんなに美味なるお菓子を生み出してくださった。ありがとう!

今の日本の体たらくは結局薩摩と長州が・・・なんて話でK子ちゃんと盛り上がったこともあるけれど、『かるかん』に関してだけは薩摩に感謝するワタシ。今宵もありがたく、いただきまーす。

最新の画像もっと見る