Along with the Mekong

メコン川の流れのように

上野で秋

2006年10月23日 | なんでもない日常のこと
午後から御徒町で打合せ。そのまま仕事を放棄して、都美術館で開催されている『二紀展』へ。芸術の秋、です。

『二紀展』ではBENN画伯のお作品を鑑賞。大胆な構図と、やわらかく温かい色合い。公務員にして似顔画家、その正体は二紀の同人という謎の人物・BENN画伯。素晴らしい芸術家なのに、温厚な人柄というのも不思議。その不思議さが130号のキャンバスに溢れているような気がした。

それにしても絵を描く人というのは、あのおっきなキャンパス全体に構図を展開する大胆さと、一筆一筆の緻密さとを併せ持っているのだから、本当にすごい。作品ひとつひとつに感心しながら見入っていたら、あっという間に時間が経って、『ダリ回顧展』に行く時間がなくなったけれど、こちらは年明けまでやっているのでまたあらためて行こうっと。

美術館に行く前に「うさぎや」に寄って、うさぎ饅頭とどら焼きを買っておいた。うさぎ饅頭は、口の中にほんのり残るやまと芋の香りと甘味、それを邪魔しない控えめなこしあんのコンビネーションがなんとも微笑ましい。どら焼きの美味さは言うに及ばず。ワタシは日本一のどら焼きだとかたくなに信じている。つーことで、こちら食欲の秋。

急に寒くなったし、冷たい雨が降っていたけれど、今日は半日、上野で秋を味わった。いいなー、ニッポン。

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1 コメント

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美術館と「うさぎ饅頭」 (うめ)
2006-10-24 23:39:03
一筆一筆の緻密さとを併せ持っている・・・・・・・・・???

毎日俺の隣の座席に座ってるけど、緻密!?かな。集中力はすごいと思うけど。 なお近頃、健康に気遣ってウォーキングをしているんだっけ。 

    

      温厚な芸術家の隣に座っているガサツな公務員より
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