安美錦、引退

元関脇・安美錦の引退、年寄・安治川襲名が正式に発表された。
好きな力士のひとりだったんで、残念だねぇ。
晩年は大きくなったけど、小さな体ながら技と粘りで上位でも活躍した。
ヒザなどの度重なるケガに悩まされた。
３年前にアキレス腱を切った時は、さすがに引退だろうと思ったけど、そこからも見事に復活してきた。
相撲内容だけだなく、飄々としたインタビューも印象に残る。

関取在位１１７場所は、元大関・魁皇と並んで歴代１位。
その他、幕内在位９７場所は歴代２位タイ、通算出場１８０５回は歴代３位、幕内出場１３９９回は歴代４位、通算勝ち星９０７勝は歴代８位、三賞受賞１２回は歴代１０位タイなど、歴代１０位以内に入る記録がずらっと並ぶ。
こういった公式記録として残るものもいいけど、僕が知りたい記録は他にある。
それは、物言いがついた回数。
土俵際の魔術師、行司泣かせ、審判泣かせなどとも言われた土俵際での粘りと上手さ。
ひと場所に何度も物言いがついたこともあった。
もしかしたら、物言いがついた相撲でも歴代1位なんじゃないかなと。