3力士に優勝の可能性があった大相撲九州場所千秋楽。
直接対決で阿炎が高安に勝ち3敗で並び、結びで貴景勝が勝って3敗を守り、優勝決定巴戦に。
誰かが連勝するまで終わらない巴戦。
どこまで続くかと思ったけど、阿炎が高安、貴景勝に連勝し、あっさり2番で勝負がついた。
阿炎は初優勝。
高安はまたも王手をかけながら優勝を逃した。
やはり何度も優勝のチャンスを逃した部屋の先輩、元横綱・稀勢の里のマネをここまでしなくてもいいのに…
でも、稀勢の里は優勝して横綱になったからね。
高安も優勝を手にして、大関復帰を果たしてほしいなぁ。
後回しになっちゃったけど、阿炎初優勝おめでとう。
特に好きな力士というわけでもないけど、準地元出身(そんな言葉あるか?)でもあるしね。
大関・貴景勝は前半で星を落としたけど、終盤は優勝を争う力士を次々に引きずり下ろし、優勝決定戦まで持ち込んだ。
優勝はできなかったけど、横綱不在場所でなんとか大関の役割りを果たせたと思う。
一方、カド番の大関・正代は負け越して大関からの陥落が決まった。
先場所と合わせて10勝20敗、とても大関の成績とは言えない。
1年で2場所しか勝ち越してないしね。
初場所で2ケタ勝っての大関復帰も難しいと思う。
っていうか、2ケタ勝ったとしても簡単に大関に復帰させていいのかって感じ。
大関復帰をかけた御嶽海は2ケタ勝利どころか、負け越して三役からも陥落しそうだ。
今場所は休場した横綱・照ノ富士。
もう1場所くらいゆっくり休んでと思っていたけど、大関がひとりとなる初場所、休んでいられないねぇ。
お気に入り力士。
大関への足場固めをしたかった若隆景は勝ち越したものの8勝止まり。
大関取りはまた最初からやり直しだねぇ。
序盤の悪さは相変わらずだし、前に落ちる相撲も多いよなぁ。
もう一皮むけないと大関昇進は難しいかもね。
豊昇龍は優勝争いでトップに立ちながら、終盤に完全に失速。
千秋楽を前に優勝争いから脱落してしまった。
ただ、勝ち越しはしても大勝ちできない場所が続いていた中、今場所の11勝は大関昇進に向け、大きなスタートの場所になったと思う。
強靭な足腰での粘りの相撲は何番も見られたし、技能賞を受賞したように多彩な技も見せてくれた。
年間最多勝争いでも1位2位だったこの2力士。
来場所以降のさらなる飛躍、大関昇進に期待。
しかし、年間最多勝が57勝っていうのはさみしいねぇ。
場所平均10勝に満たないんだもんねぇ。
地元出身力士。
西幕下四十一枚目の峰刃は6連勝で優勝に期待がかかったものの、7番目の相撲で優勝した玉正鳳に敗れ、幕下優勝はならなかった。それでも大勝ちしたことで、初場所はまた大きく番付を上げそうだ。
東序二段八枚目の伊藤は1勝3敗からの3連勝で4勝3敗と勝ち越した。来場所の三段目昇進はあるか。
東序二段三十九枚目の武東は1勝6敗と大きく負け越した。
西序二段五十四枚目の雷道は3勝4敗とデビュー後初の負け越しとなった。