四万十凸凹隊 ごぞまる絵日記

四万十川水系を中心に沈下橋を見て回りました

高知第3飛行場

2013年06月14日 | 川岸の風景

あの橋の向こうに海軍航空隊高知第3飛行場がありました
当時、高知県内には3つの海軍航空隊と4つの飛行場がありました
高知海軍航空隊・・・・偵察練習隊・・・高知基地(現高知空港)
浦戸海軍航空隊・・・・予科練・・・・・仁井田基地(高知第2飛行場)
宿毛海軍航空隊・・・・水偵乗員錬成・・水上飛行場
高知第3飛行場は、1945年本土決戦に備え隠蔽飛行場として急きょ建設されました
高知県内の飛行場に配備された飛行機は、宿毛海軍航空隊を除き、ほとんどが機上作業練習機「白菊」という機体でした
機上作業練習機は、名の通り練習機です。操縦士以外の乗員の訓練用の機体です

全長:9.98m  全幅:14.98m  全高:3.10m
最大速度 :230km/h  航続距離1176km
乗員5名
固定脚
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零式艦上戦闘機21型(ゼロ戦)
最大速度:533km/h 航続距離:2222km

もともと、白菊は練習機であったのですが、1945年4月より菊水作戦に神風特別攻撃隊として参加しました
ほとんどの機材が撤去され、250kg爆弾2基 乗員2名 機内に増槽タンクを配備しました
高知海軍航空隊から白菊26機 搭乗員52名が未帰還となりました

四万十町宮内地区 四万十川の川縁に高知第3飛行場はありました
高知第3飛行場では、特攻のための訓練が行われましたが、出撃する前に終戦となりました



高知県内の海軍特攻配備機
震洋(特攻用モーターボート)
回天(人間魚雷)
海竜(水中有翼小型潜水艇)

参考資料「高知空港史」発行高知県

今回の記事は、「高知空港史」を参考に史実のみを記載しました。感想は、控えさしていただいています。


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