ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ミニヴァー夫人(ウィリアム・ワイラー監督)

2008-01-12 | Weblog
ストーリー;ロンドン郊外で平和に暮らす一家。しかしドイツ空軍の空襲は日々激しさを増していく。そんな中でもミニヴァー夫人は人間らしさを保ちつつ、村の平和と家族のために頑張る…
出演 ;グリア・ガーソン、ウォルター・ビジョン、テレサ・ライト
コメント ;グリア・ガーソンのほのぼのとした「家庭婦人」ぶりが興味深い。こういう役柄は非常に難しいと思うのだけれど…。1942年のアカデミー賞を総なめにした作品で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞を受賞。ウィリアム・ワイラー監督の作品にしては、戦時下の映画ということもあってか、いまひとつ起伏のない映画だったりするが、それでも英国を舞台にした戦時下の一種の「余裕」が感じられる作品のような気がする。
 ドイツとは目と鼻の先の英国でここまで希望を持たせる映画が戦争中に撮影できたというのも驚くべき「余裕」だが、悲しみがいくつも発生しているのに、カメラは冷徹に壊れた家や教会をじっと映し出すのみ、という凄みのある構成。粗筋は非常に退屈で途中眠りそうになるのだが、それでも最後まで見れるのは役者がいいのとカメラワークが「冷徹」だからだろう。1942年作品。

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