ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

フィッシャー・キング(テリー・ギリアム監督)

2008-01-12 | Weblog
ストーリー;ラジオのDJで不用意な発言が、銃の乱射事件を引き起こす。ノイローゼになったDJはレンタルビデオの手伝いをしながら無為な日々を過ごしているが…。
出演 ;ロビン・ウィリアムス、マーセデス・ルール、ジェフ・ブリッジス
コメント ;このほかにアマンダ・プラマーも。この映画の路線で「フリージャック」ではちょっとぶちきれた尼さんの役とか、「パルプフィクション」でいきなり銃を取り出す「切れた女」という役どころが続いていたのだが、朝の駅の雑踏の中を歩いているうちにいつのまにかそこは舞踏会となり、全員が踊るといったシーンが印象的。ラヂオのDJとしての自身を失ったジェフ・ブリッジスが自分を取り戻し、さらには自分が本当に必要としていた人間が誰だったのかに気づく場面も秀逸。この映画はロード・ショーでみてそしてDVDをついに購入してしまったのだが、ロマンスと希望があふれていて好きだなあ。
 「聖杯」伝説にも触れられており、これはアーサー王物語では聖杯をもとめて円卓の騎士たちが旅に出るがみつけることはできないもの。イエス・キリストが最後の晩餐で用いた杯という説と十字架にかけられたキリストの血を受けた杯という説とがある。建築家の本棚にその「聖杯」があるという設定は、面白い。実際効果があったわけだし。傷ついて再び立ち上がろうとする男と女の4人の物語は調子はずれのガーシュインの音楽でおしゃれに終了。きれいな映画だ。

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