健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

排ガスとアルツハイマー病

2016-10-06 08:30:51 | 研究
人の脳組織から大気汚染によるものと思われる微細粒子が見つかり、アルツハイマー病のリスクが懸念されるとした研究論文が米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、3歳から92歳までの37人から採取した脳組織を調べ、鉄鉱石の一形態である「マグネタイト(磁鉄鉱)」のナノ粒子を発見。見つかった粒子について研究チームは、燃料燃焼で生じる粒子状物質との「間違えようのない類似性」がみられ、人の脳で自然に生成されるものとは異なると思われるとしているそうです。一般的にこれら粒子は、自動車の排ガス、工場の煙霧、室内の炊事の火など、都市部での大気汚染物質中に見られるものだということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3100050
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教育訓練給付金制度(専門実践教育訓練給付金)

2016-10-06 08:20:27 | 研究
豊橋創造大学大学院健康科学研究科の教育訓練給付金制度(専門実践教育訓練給付金)に関する広告が10月15日発行予定の「広報とよはし」に掲載されます。
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妊娠時のつわりと流産リスク

2016-10-05 08:30:44 | 研究
妊娠時のつわりは、流産リスクの低減に関連しているとの調査結果がJAMA Internal Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。女性が妊娠早期に経験する吐き気と嘔吐に胎児保護の作用がある可能性を示唆する結果だということです。研究論文によると、妊婦の50~80%が、第1トライメスター中に吐き気や嘔吐の症状を訴えるそうですが、「吐き気」や「嘔吐を伴う吐き気」が、妊娠損失リスクの50~75%低下に関連していたということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3102242
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ノーベル生理学・医学賞「オートファジー」

2016-10-04 08:30:36 | 研究
今年の同賞の対象となった「オートファジー」について少し解説します。
オートファジー(Autophagy)のautoは「自己」を、phagyは「食べる」という意味で、「自食作用」と呼ばれ、細胞が自己成分を分解する機能を指します。
オートファジーは、細胞内の異常タンパク質や過剰タンパク質の分解、細胞質内に侵入した病原微生物の排除など細胞の恒常性を保つために必須の機構です。さらに、飢餓状態下での栄養源確保としての機能を持ちます。栄養源、特にアミノ酸の枯渇時にはオートファジーが顕著に亢進して、自己成分の分解によりアミノ酸をプールして、生存に必要なタンパク質合成の材料やエネルギー源を確保していると考えられています。
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ノーベル生理学・医学賞

2016-10-03 19:08:17 | 研究
オートファジーの仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授にノーベル生理学・医学賞!

日本人4人目のノーベル生理学・医学賞
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双子の出産に最適な・・・・・

2016-10-03 08:30:10 | 研究
双子の出産では、妊娠37週でのお産で新生児の生存率が最も高くなるとした研究結果がBritish Medical Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この結果は、出産例3万5000件以上のデータ分析に基づくものだそうです。双生児の出産については現在、死産のリスクを低減するために、通常の出産予定日となる妊娠40週に達するより前、34~39週に出産することが推奨されているそうです。ですが、データの分析からは、受精日から36週に入る前の通常分娩を推奨する理由は見つからなかったとも。早期分娩は、新生児の健康上の諸問題と関連しているため、適切なバランスを取るのが難しいそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3100148
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ヒトDNAをX線から守るタンパク質

2016-10-02 08:30:10 | 研究
地球上で最も耐性が高い生物と言われる極小の生物クマムシに特有のタンパク質が、X線による損傷から人間のDNAを保護する働きを持つとする研究論文がNature Communicationsに発表されたそうです(AQFPBB NEWS)。「Dsup(Damage suppressor 「ダメージを抑制するもの」の意)」と命名されたこの新発見のタンパク質とともに培養したヒト細胞は、放射線を照射された際に受ける損傷が通常の細胞の半分に抑えられたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3101607
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サンゴ礁の魚と群れ

2016-10-01 08:30:09 | 研究
サンゴ礁に生息する魚は、群れの仲間から引き離されると、ストレスを受けて体重が減少し、生存の可能性が阻害されるとする研究結果がJournal of Experimental Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、サンゴ礁の魚が群れで生活するのを好む理由をさらに解明するため、世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)に生息するデバスズメダイを観察。実験では、一部を群れから隔離した一方、残りは群れの中にとどまらせたそうです。群れから隔離されたデバスズメダイは体重が減り、代謝率が上昇したというのです。これは、魚がストレス状態にあることを示しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3101839
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