人の脳組織から大気汚染によるものと思われる微細粒子が見つかり、アルツハイマー病のリスクが懸念されるとした研究論文が米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、3歳から92歳までの37人から採取した脳組織を調べ、鉄鉱石の一形態である「マグネタイト(磁鉄鉱)」のナノ粒子を発見。見つかった粒子について研究チームは、燃料燃焼で生じる粒子状物質との「間違えようのない類似性」がみられ、人の脳で自然に生成されるものとは異なると思われるとしているそうです。一般的にこれら粒子は、自動車の排ガス、工場の煙霧、室内の炊事の火など、都市部での大気汚染物質中に見られるものだということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3100050
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