患者の遺伝子の配列を調べることで、その人に適合した痛み止めの薬の量を副作用を抑えながら投与する方法が開発されたそうです(ASAHI.COM)。人によって異なる鎮痛薬の適量を予測する治療法は、世界で初めてだそうです。がんや手術後の痛み止めなどに使われる「オピオイド性鎮痛薬」について、効き目に影響する五つの遺伝子の配列を調べ、必要な投薬量を決める方法を数式化したそうです。早速、都内のある病院で下あごの形成外科手術の際にこの治療法を始めるそうです。将来は、がん患者の痛みを和らげるために使うことを目指しており、すでに実験を始めているそうです。これまで、鎮痛薬は麻酔医が経験と勘で投与していました。鎮痛薬は副作用があるので少なめにすることが多いですが、少なすぎると十分な鎮痛効果は得られません。オーダーメードで必要量が分かれば、鎮痛効果をもたらす適切な投薬量を決めることができるということですね。
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