特殊な細胞を使った自己免疫疾患の新たな治療法で、マウスの関節リウマチを予防することができたそうです(MediEigo)。マウスに対して、自己免疫反応を起こして関節炎を発症させるタンパク質と免疫反応を制御する調節性T細胞と呼ばれる細胞を同時に注入したところ、発症するはずの関節リウマチがほぼ完全に予防されたというのです。また、関節リウマチを発症して何週間も経ったマウスに関節リウマチの治療薬メトトレキサートとの併用で調節性T細胞を注入すると、疾患の進行が顕著に遅くなったとも。調節性T細胞には不要になった免疫反応を停止する機能があり、自己免疫反応によって過剰に活性化した免疫細胞を認識して排除すると考えられるそうです。
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