2008年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)は34兆8084億円で、国民1人当たりでは27万2600円だったそうです(YOMIURI ONLINE)。総額も1人当たりの金額のいずれも過去最高額で、2年連続の増加ということです。ちなみに2007年度と比べて、全体で6725億円、1人当たりで5400円の増加で、増加率でみるといずれも2%増ということです。国民所得比でみると、国民所得は減少しているので2007年度に比べ0.88ポイント増の9.9%になるそうです。厚生労働省によれば、こうした医療費の増加は高齢化進展と医療技術の向上に伴う増加によるものであり、2025年度までは2%程度の増加がみられると考えられるようです。また、65歳以上の医療費は18兆9999億円で全体の54.6%。後期高齢者医療制度の初年度の2008年度は、75歳以上の医療費は10兆9711億円と全体の31.5%。1人当たり医療費は65歳未満の15万8900円に対し、65歳以上は67万3400円、70歳以上は76万円、75歳以上では83万円で、高齢者は現役世代の約4~5倍だったそうです。このままだと、いつもで現制度で持ちこたえられるかということになるでしょうね。一刻も早い対策が必要ですね。
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