文部科学省の「科学研究費補助金(科研費)」の翌年度への繰り越しを自由にする制度改正に乗り出すとの報道がありました。科研費を基金の形にして、通常の単年度予算の束縛から解き放つというもののようです(YOMIURI ONLINE)。年度末の予算消化のために生まれる無駄をなくし、研究の進行状況に合わせて研究費を効率的に使える体制作りを目指すそうです。いい方策だと思います。でも、結局は大学の方針にも左右されそうですが・・・・・。大学では年度末の予算執行が非常に難しくなっています。もちろん、予め金額が決まっている物品などの購入は問題ないと思いますが、突発的な予算執行はいろいろな障害があるようです。文部科学省によりますと、総額2000億円(今年度)に上る科研費のうち、来年度はまず2割程度を基金化する方向で、財務省と協議に入るそうです。若手研究者向けの研究費などが対象となるということで、直接関係なさそうですが・・・・・。実際に運用して問題点を探った上で、残る8割や、科研費以外の研究費についても基金化を検討するそうです。まずは、第一歩ということでしょうか。
最新の画像[もっと見る]