先日、日本発の画期的な医薬品作りを目指す内閣官房医療イノベーション推進室長の東京大学医科学研究所の教授が、室長を辞任して来年4月から米シカゴ大学に移籍することが報道されました(YOMIURI ONLINE)。学術研究の分野において日本と外国、特に米国との間には大きな違いがあります。こうした違いを乗り越えるべくこの医療イノベーション推進室というものが設立され、国家戦略として医療産業の国際競争力を強化する予定だったのでしょう。そして、今回室長を辞職する教授はまさに司令塔。国の旗振り役が国内での研究開発に見切りをつけた格好ということです。今後もこうした人材の流出が続くのかもしれませんね。
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