臓器や皮膚に肉芽腫と呼ばれるしこりができ、死亡するケースもある難病、サルコイドーシスがニキビの原因でもあるアクネ菌によって引き起こされるとみられることが報告されました(時事通信)。肉芽腫は、体内に入った細菌などの拡散を防ぐため、免疫細胞が菌を取り囲むように集まってできるそうです。内部にある菌が、肉芽腫が形成されるきっかけとなる物質と考えられているようで、今回の研究で肉芽腫内にアクネ菌を確認したもののようです。患者のリンパ節からアクネ菌が検出されることは分かっていましたが、皮膚に常在する他のアクネ菌が混入した可能性が否定できなかっそうですた。研究では、アクネ菌に反応する抗体を開発し、患者196人から採取したリンパ節と肺の組織に添加して顕微鏡で観察した結果、肉芽腫内に抗体が反応する円形の物体が多数存在することを突き止めたそうです。
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