神経幹細胞を移植した際に抗てんかん薬であるバルプロ酸を投与するとこで、神経細胞への分化を促し、損傷した筋細胞の修復を促すという(ASAHI.COM)。通常、幹細胞を損傷した組織に移植してもなかなか目的とする細胞に分化せず、死んでしまったり、腫瘍化することが多かったのです。そのため、一世を風靡した幹細胞を利用した再生医療は・・・・・。でも、一口に幹細胞といっても様々な分化段階の細胞があるので、上手く利用すれば再生医療に利用できるはずです。そうした中、iPS細胞等も開発されてきています。さて、今回のような特定の薬物を投与することで特定の細胞への分化を促す研究はこれからも出てくることが予想されます。神経細胞に関しての研究は直接的に関与していないのですが、骨格筋細胞への分化や再神経支配の確実な構築とその促進が可能となる方法があるかもしれません。時間があれば是非とも試してみたい薬物もあります。骨格筋組織にはサテライトセルという組織幹細胞があるので、あまり他の細胞への分化や腫瘍化は問題にならないのですが、分化をうまくコントロールできなくなる状況があります。これが上手くコントロールできれば・・・・・・。
最新の画像[もっと見る]