健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

環境化学物質で体重増加の恐れ

2018-02-16 08:30:42 | 研究
食品包装やフライパンの焦げ付き防止コーティング、衣類などに使用されている化学物質が代謝を阻害し、体重増加につながる恐れがあるとした研究論文はPLOS Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この傾向は特に女性で顕著にみられるそうです。フッ素化合物の一種「パーフルオロアルキル化合物(PFAS)」として知られるこの化学物質は、がん、内分泌かく乱、免疫機能障害、高コレステロール、肥満などとの関連が過去に指摘されていたそうです。研究では、2000年代半ばに実施された減量に関する臨床試験の被験者で過体重や肥満がみられる621人のデータを調べ、4種類の心臓に良い食事が減量に及ぼす影響を2年間にわたって調べたものだそうです。今回の減量プログラムの被験者は平均して、最初の6か月で体重が6.4キロ減少したが、その後の1年半で2.7キロリバウンドしたそうです。そして、血中PFAS濃度が安静代謝率の低下と関連があること、またPFASの血中濃度が高い人ほど減量後の代謝が低下したそうです。PFASは体重調節機能を阻害するため「オビソゲン(肥満原物質)」としても知られているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3162364
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仲間鳴き声でヘビ想像 | TOP | 全国民を臓器提供者として登録へ »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究