シジュウカラは、天敵のヘビの存在を知らせる仲間の鳴き声を聞いてヘビを想像できるとの実験結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。ヒト以外の動物が音声で物体をイメージする能力を持つことを示す初めての成果だそうです。シジュウカラは天敵のヘビを見ると、「ジャージャー」と特別な鳴き声を発して周囲に知らせ、ヘビに近づいて羽を動かし、威嚇するそうです。実験では、「ジャージャー」という実際の鳴き声を森の中に設置したスピーカーから流し、ヘビが木を上る様子を長さ20センチの小枝で再現すると、12羽中11羽が小枝に近づいたそうです。一方、木に取り付けた小枝を左右に揺らした場合は、12羽中1羽しか小枝に近づかなかったそうです。この結果から、シジュウカラは音を聞いて反射的に行動するのではなく、実際にヘビをイメージし、視覚情報と重なった場合に威嚇準備に入ることがわかったということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180131-OYT1T50063.html?from=ytop_ylist
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180131-OYT1T50063.html?from=ytop_ylist