社民党が自己矛盾に陥りつつるようです。小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入に伴う東京地検特捜部の家宅捜索を受け、社民党内部には「政治とカネの問題を追及すべきだ」との意見があるとのことです。ですが、「普天間移設で社民党の主張を通すには、小沢氏を中心とする民主党の安定が必要な現実もある」と釈明するなど、これまでの社民党のスタンスの1つであるクリーンな政治を目指すということと矛盾した立場をとらざるを得ない状況になっているようです。小さな政党である社民党は、最近の支持母体の離反が進むなど、ほんの少しのことが党の壊滅をもたらす危険性があります。社民党が一気に支持を失った自民党との連立政権時と同じような状況になっているのではないでしょうか。普天間基地問題で夏までに主張に近い形、つまり国外移設あるいはすくなくとも県外移設という成果を得られなければ、参議院議員選挙では3つの改選議席を全て失う恐れもあると思われます。
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