パッションフルーツなどから抽出した物質に、身体の機能を調整する「体内時計」の周期を遅らせる働きがあることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。パッションフルーツやパッションフラワーには古くから鎮静、睡眠導入効果があると言われていたそうです。今回、体内時計を遅らせる効果が見つかったのは、ハルミンという有機化合物で、パッションフルーツやパッションフラワーには豊富に含まれているそうです。マウスの細胞に蛍の発光遺伝子などを組み込み、体内時計によって約24時間周期で光り方が変わる細胞を作製し、これにハルミンを加えて観察したところ、体内時計をつかさどる遺伝子の効果が増強され、約30時間周期へと遅らせる効果が観察されたそうです。食物から抽出したこのハルミン。安全性の高い時差ボケの治療薬の研究につながる成果として注目されているそうです。
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