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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

手足作る遺伝子

2013-07-27 08:30:57 | 研究
「生きた化石」として知られるシーラカンスに、手足を作るのに必要な遺伝子の一部があったという発表がありました(YOMIURI ONLINE)。アフリカ東部のインド洋やインドネシア沖のシーラカンスの計5匹について、全ての遺伝情報を解読した結果、シーラカンスには、手足の発生にかかわる遺伝子が複数あることがわかったというのです。水中生活ではいらないはずの、空気中の匂いを感じるための遺伝子なども見つかったとも。こうした遺伝子は、海中で体を岩場に固定するためにひれの骨格が発達するなど、もともとは別の目的で使われていたと思われるそうです。こうした遺伝子が、魚類から陸上生物に進化していく過程で役に立ったのではないかということです。太古の魚類が、海から陸に上がるためにどのように進化したのかを解明する手がかりとなる発見だそうです。
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