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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

10代のいじめ経験とうつ病

2015-06-12 08:30:39 | 研究
18歳の時点でうつ病を患っている英国人の3人に1人近くが、10代のときに受けたいじめが原因でうつ病を発症した可能性があるという研究結果が、BMJに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は英国England西部Bristolで、1990年代初頭から1万4500人を対象に行われた健康状態に関する大規模な追跡調査を分析したものだそうです。その内容は、13歳のときに質問に答えた4000人近い対象者に対して、5年後に再び、うつ病に関するもの。分析の結果、13歳のときに、少なくとも週に1度はいじめを受けていると答えた683人のうち、15%近くが18歳のときにうつ状態にあったというのです。いじめを受けた経験のない10代に比べると、この割合はほぼ3倍とのこと。また、頻繁にいじめを受けていた人のうち、10%はうつ症状が2年以上継続していたそうです。いじめを受けた経験のないグループの中では、うつ症状が2年以上あった若者は4%しかいなかったとも。今回の研究で確認されたうつ病の30%は、いじめが原因の可能性があるということですが、直接的な因果関係は示されてはいないようです。
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