健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

海洋酸性化

2015-04-21 08:30:10 | 研究
海洋酸性化は、約2億5000万年前に地球上で発生した最大規模の絶滅を引き起こした主要因だったとの研究論文が、Scienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。酸性化は頻発した火山活動が原因で引き起こされ、海に生息する生物の90%以上と陸生動物の3分の2を絶滅させたというのです。海洋は火山の噴火で発生した二酸化炭素(CO2)を大量に吸収、海水の酸性度は上昇し、脆弱(ぜいじゃく)な生命体の生息環境に悪影響を及ぼしたというのです。今回の研究はアラブ首長国連邦(UAE)で発掘された岩の調査などに基づくもので、それによると、当時の海のCO2吸収速度は現在と同様だが、この速度でのCO2吸収が1万年にわたって続いたというのです。これらの岩は、数億年前の海底にあったもので、長期にわたる酸性度の変化の記録が保存されていたそうです。
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