アルツハイマー病関連分子であるアミロイドβの脳内3次元分布を確認する方法が開発されたそうです(財経新聞)。ある物質がどの位置にどの程度存在しているのかを測定する質量分析イメージングは、医療や食品開発など、様々な分野で必要とされている技術ですが、これまでは高価な装置がなければ測定できなかったそうです。今回、熱溶解性フィルムによって位置を再構成できる新しい解析方法を確立し、既に広く普及している質量分析装置を活用して質量分析イメージングできる技術を開発したそうです。この技術によってアルツハイマーに罹ったマウスの脳を測定したところ、アミロイドβの単量体と2量体の3次元分布が異なることが世界で初めて確認されたそうです。今後、さらに詳細な観察を実施することで、アルツハイマー病の発祥メカニズム解明や予防・治療に役つことが期待されるそうです。技術革新はすごいスピードですね。
最新の画像[もっと見る]