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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

遺伝性心臓肥大のリスク

2013-12-13 08:30:29 | 研究
遺伝性の心臓肥大の患者は、高血圧だけが原因の患者に比べて心不全や不整脈が発生しやすいことが確認されたそうです(富山新聞)。心臓肥大は心臓の筋肉が厚くなる病気です。主に高血圧によって引き起こされるほか、心筋そのものの異常による場合があり、その多くが遺伝性の「肥大型心筋症」とみられるそうです。研究では、10~80代の患者256人の遺伝子解析と1年後の状態を調査し、突然死や心不全、不整脈の発生率を比較したそうです。その結果、遺伝性の患者の発生率は約15 %だったのに対し、高血圧だけの患者は約5%にとどまったというのです。研究には全国の7大学・施設が参加。心臓肥大患者に対する遺伝子解析の重要性を示す研究であり、病状の予測に役立つことが期待される。
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