スギ花粉などで起こるアレルギー性結膜炎を涙で判定する新手法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。アレルギー性結膜炎は約2000万人の患者がいるとされ、かゆみや充血が起きるものです。重症化するとまぶたの裏側が膨れたり黒目の表面が傷ついたりして、手術が必要となることも。アレルギー反応が起きている細胞では骨や皮膚の再生に関わる「ペリオスチン」というたんぱく質が多く作られることに着目。アレルギー性結膜炎患者の目尻から涙液を取り、ペリオスチン濃度を調べた結果、患者55人では大量に検出されたが、健康な18人からはほとんど検出されなかったそうです。重症者の濃度は軽症者の7~29倍で、重症度の判別にも使えそうなことが分かったそうです。この検査の精度は90%超と高く、医療現場で早期発見ができるよう約10分で判定する機器の実用化を目指すそうです。
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