先日、国連の世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)が、世界の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が史上最高記録を更新したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。WMOによると、北半球での今年4月の平均CO2濃度は史上初めて400ppmを超えたそうです。北半球は南半球よりもCO2濃度が高いとも。北半球のCO2濃度が一時的に400ppmを超えることはこれまでにもあったそうですが、月平均の濃度がこの値を超えたのは初めてとのこと。このままいけば、世界の年間平均CO2濃度も2015年か16年には400ppmを超える見込みだそうです。WMOは400ppmという区切りについて、象徴的であるとともに科学的重要性を持つものと指摘した上で、化石燃料の燃焼が温室効果ガスの増加が続いている原因だというさまざまな証拠を補強するものだと述べているそうです。大気中のCO2濃度はここ10年間、年に平均2ppmの割合で上昇を続けているそうです。
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