欧州で最もコレステロール低下薬が処方される国は?それは英国だそうです(AFPBB NEWS)。経済協力開発機構(OECD)の統計によると、英国人の平均体重は、欧州諸国の中で最も重いそうです。また成人の24.8%が肥満とされており、世界の先進国の中で7番目に高い数字となっているとも。飲酒量も多くの富裕国を上回るそうです。その一方で、英国人の運動量は比較的多いそうです。それでも心臓発作の発症率はOECDの平均を若干下回る程度だそうです。スタチンは、肝臓内でコレステロールが合成される際に重要な役割を果たすHMG-CoA還元酵素を阻害し、血液中のコレステロールを低下させる薬の総称。英国ではスタチンの処方基準が変化し、10年前は向こう10年の間に30%の確立で心臓発作リスクがある患者にのみ処方されていたが、現在は同20%に引き下げられているそうです。英国立最適医療研究所(National Institute for Health and Care Excellence、NICE)はこのほど、新たなガイドラインを発表し、これをさらに10%にまで引き下げる提言をしているそうです。この提言が受け入れられれば、心臓発作リスクがあるとされる患者の数は、現在の700万人から1200万人に増えるそうです。そして、これは成人4人に1人の割合になるそうです。欧州諸国のなかで、英国は服用されるスタチンの量が最も多いそうです。ちなみに、OECD諸国の中で服用量が最も多いのはオーストラリアだそうで、英国はこれをわずかに下回る程度ということです。
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