妊娠中のカフェイン摂取量が多いと、成長した子どもの対人関係に好影響を与える可能性を示す研究結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。一方で研究対象者の摂取源は日本茶や中国茶の割合が高く、別の成分が効果的だった可能性もあるそうです。研究では、2007年から九州・沖縄の母子を対象に、妊娠中から食事による栄養摂取状況について追跡調査を実施。カフェイン摂取データがある約1200組に、子どもが5歳の時点で発達障害の診断に使われるアンケートを実施。妊娠中の1日当たりのカフェイン摂取量に応じて4グループに分類。摂取量が最も多かったグループは最も少なかったグループと比べて、子どもの対人関係に問題があるとする指標は約半数となったそうです。一方、一般的に妊娠中の多量のカフェイン摂取は胎児の発育を妨げる恐れがあるとされ、欧米での同様の研究でも今回と逆の結果が出ているそうです。欧米では、カフェインの摂取源はコーヒーが大半を占め、九州・沖縄の母親は4分の3を日本茶や中国茶から取っていたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180524-OYT1T50044.html?from=ycont_top_txt
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