インドネシア・スマトラ島に生息する希少動物のスマトラトラが、ヤシ油農園を開発するための森林伐採によって絶滅の淵に追いやられているとの研究論文がNature Communicationsに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、スマトラトラはすでに周辺のインドネシア・ジャワ島やバリ島から姿を消しており、現存する保護区が縮小を続けるなら、その存続の可能性もますます小さくなるそうです。今回の研究で明らかになったのは、スマトラトラの生息地が2000年~2012年で17%縮小し、野生に生息する成獣の推定個体数も742頭から618頭に減少したこと。1990年から2010年までの間に、スマトラ島は原生林の40%近くを失ったが、残された生息地も同様に破壊が進んでいる状況にあり、地理的に隔絶された小規模森林への細分化が進行しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3154388?cx_position=8
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