エジプトの考古省は、首都Cairoの南に位置するAbusirのピラミッド群付近で、チェコの考古学チームが約4500年前の葬儀用の船を発見したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。マスタバ(古代の墓)の発掘作業を行っていた同チームのメンバーらが、砂に埋もれ、石の土台の上に置かれていた全長18メートルの船の一部を発見。これほどの大きさの船を建造できるのは、当時、王族など社会の頂点にいる人々に限られていたと考えられ、墓の所有者が非常に高い地位にあったことを示しているそうです。この船を慎重に発掘して記録することは、古代エジプトの船や、埋葬の儀式における船の位置付けについてのわれわれの理解に大きく貢献する可能性があるそうです。