妊娠中の女性が魚を過剰に食べると、生まれてくる子どもの肥満リスクが高まる可能性があるとの研究論文がJAMA Pediatricsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると推奨される魚の摂取回数は週3回だそうです。ただ、因果関係が証明されたわけではないとも。魚は、胎児の脳の発達に良いとされるが、水銀などの汚染物質も含んでいるとされるため、その摂取量を心配する妊婦は多いそうです。研究では、欧州や米国の研究論文に掲載された妊婦とその子ども2万6000人以上のデータを対象に分析。また、女性が妊娠期間中に毎週どのくらいの量の魚を食べていたかについての報告を基に、その子どもが6歳になるまでの追跡調査を行い、母親の魚の摂取量と子どもの成長についての関連性を調べたそうです。米食品医薬品局(FDA)と米環境保護局(EPA)は、毎週3回魚を食べることを妊婦に推奨しているそうです。論文によると、妊娠中に毎週3回よりも多く魚を食べた女性の子どもは、それよりも少なかった女性の子どもと比較して、BMI値が2歳、4歳、6歳の時点で高かったそうです。また、魚を推奨量以上食べた女性では、同1回以下の女性に比べて、子どもの2歳までの成長の度合いが早まったり、4歳や6歳の時点で過体重や肥満と診断されるリスクが高まったりする傾向も認められたとも。一方で、食べられた魚の種類や、メチル水銀などの汚染物質レベルについては調査されていないそうです。
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