健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

山芋成分がアルツハイマーを改善

2012-07-29 08:30:36 | 研究
ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。アルツハイマー病はアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る病気です。今回有効性が明らかにされた成分はヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニンだそうです。実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0・12ミリ・グラムずつ、20日間連続で注射し、記憶力を試すと注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識したというのです。実際、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに軸索が正常な状態に戻っていたことが確認されたそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする