健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

低炭水化物ダイエットのリスク

2012-07-09 08:30:05 | 研究
炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるとの研究結果が発表されました(YOMIURI ONLINE)。研究は、1991~92年、スウェーデンの30~49歳の女性4万3396人の食生活を調査し、その後平均約16年間の心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査したそうです。1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析したところ、炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えたというのです。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1・6倍高まったそうです。炭水化物を減らすダイエットが日本でも広まっているようですが、注意が必要かもしれないですね。やはり、バランス取れた食事で、総カロリー量を減らすというオーソドックスな方法がよいのでしょうね。
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