特殊な装置で発生させたプラズマを卵巣がんの細胞に照射し、正常な細胞を傷つけずに悪性細胞だけを狙って死滅させることに成功したそうです(MSN産経ニュース)。プラズマは通常、大気中で発生させると高温になるそうですが、大気中でも低温のプラズマを発生させる装置を開発したそうです。このプラズマをシャーレ上に培養したがん細胞に照射すると、炎症を伴わずに自ら死ぬ「アポトーシス」という反応を引き起こすことを発見したというものです。炎症により周りの細胞を傷つけることもなく、がん細胞だけが死滅したそうです。研究では、約10分間の照射によりがん細胞の7割が死滅。一方、プラズマを正常な細胞に照射した場合、死滅する細胞数は少なく、ほとんど影響がないとの結果だったそうです。不思議ですね。詳しい仕組みは分かっていないそうです。