健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

虫歯の原因酵素の正体

2011-02-19 07:29:26 | 研究
虫歯の元凶になる歯垢(プラーク)の材料をつくるのは、虫歯菌が作るグルカンスクラーゼという酵素だそうです。このグルカンスクラーゼは、砂糖から粘りけのあるグルカンという物質を作るのだそうです。このグルカンという物質が、虫歯菌や歯周病菌を包みこんで歯に付着し、歯垢となるというのです。さらに、歯垢は有害物質を出して歯に穴をあけたり、歯茎をはれさせたりするそうです。ですので、グルカンスクラーゼという酵素の働きを止めることができれば、虫歯の進行を抑制するつまり治療できることになるそうです。実は、これまでもこの酵素を止める薬が研究されていたそうですが、腹をこわしたり、低血糖になったりする副作用のおそれがあったそうです。今回の研究により、グルカンスクラーゼの正体が明らかになったので、効果的で副作用の少ない薬の開発が可能となることが期待されているそうです(ASAHI.COM)。
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