健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

iPS細胞で高純度の肝組織

2010-04-06 08:28:38 | 研究
さまざまな細胞になりうるヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から高純度な肝臓組織を作り出す方法を独立行政法人・医薬基盤研究所と大阪大のグループが開発したそうです(毎日jp)。iPS細胞を肝臓細胞に変化させることはこれまえも可能でしたが、高純度な組織を作るのは難しかったそうです。
肝臓は薬物を分解する解毒作用を持つ臓器です。他にも多くの機能を持っていますが、今回記事で扱っているのはこの解毒作用についてです。高純度の組織では、薬物を分解する酵素であるCYP3A4がヒトの肝細胞レベルであることが確認できたというのです。
iPS細胞によって、様々な臓器組織が作られていきます。再生医療にとって非常に大きな成果が続々と。再生医療が当たり前となるのはそう遠くない近い将来やってくるのではないでしょうか。
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宇宙開発を考える

2010-04-06 08:09:01 | 宇宙
山崎宇宙飛行士がスペースシャトルディスカバリーにて宇宙へ旅経ちました。打ち上げが無事に成功し、本当によったと思います。さて、ただ宇宙に行ってきましたと言って喜んでいられたのは昔のこと。今は、宇宙開発そのものにどんな意味があるかということが問われる時代になっています。何度も報道されているようにスペースシャトルの運用はあと数回(3回だっと思いますが、記憶は定かではありません)で、今年の夏ぐらいには終了してしまいます。その後、国際宇宙ステーションへはロシアのソユーズでしか人を運ぶことができなくなります。これまでは、米国頼みだった日本の有人宇宙開発は、ロシア頼みになります。いずれにしても他国頼みであることには違いはありません。さて、今後どうするか。一日も早くその方針と戦略を提示すべきであると思っています。宇宙でしか行えない実験がたくさんあります。地上ではシュミレーション実験はできても、長期間の微小重力あるいは無重量環境での実験はできません。まだまだできること、やるべきことはたくさんあります。
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