現在、新しい研究プロジェクトをスタートしました。大学院生や研究員として、参画してくれる意欲のある方を募集しています。
研究対象は骨格筋です。AAVベクターを用いた研究です。
詳細はお問い合わせください。
体育・スポーツ医科学分野の学生さんやクラブ活動に励んでいる学生さんにとって、スポーツ障害の予防や回復、トレーニング効果の発現を取り扱うスポーツ医 学は比較的身近な学問(研究)分野ではないでしょうか。スポーツ医学、スポーツ活動に伴って生じる身体の諸問題を解決しようとする学問です。その歴史は、 他の分野に比べて若いとう特徴があります。スポーツと言えば、正常な身体機能つまり健康な身体は必要不可欠です。したがって、スポーツ医学は健康科学の一 分野、あるいは両分野は共通する部分をあると捉えることができます。さらに、骨格筋機能は必要不可欠ですね。ですので、骨格筋研究はスポーツ医学分野にお いても重要な領域の1つとなっています。こうしたスポーツ医学研究はどこでできるのでしょうか?もちろん私の研究室でできます。私の研究室では、分子生物 学的な手法を用いて問題の本質に迫ります。本研究科は理学療法士や看護師など医療系の資格を持つ方だけに入学資格があるわけではありません。スポーツ医学 研究をはじめ健康科学について研究してみたいという方に入学いただけます。特に私の研究室は、日本体力医学会や日本運動生理学会、日本生理学会そして日本 宇宙航空環境医学会など健康・スポーツ分野の学会での発表が多くなってます。でも、内容をよく知らない大学院に入るのはなかなか勇気がいるものです。です が、そうした心配は無用です。研究仲間は自然とできます。私の研究室での研究活動に興味がある方は、質問のある方は一度連絡ください。きっと、新たな視点 が得られると思います。
「研究」とは?どんなことをすればよいのか?という研究についての様々な悩みをお持ちの方も多いと思います。今回は、「現場の問題点」を解決に導く研究について話をして見たいと思います。あくまでも個人的な意見ですので、特定の大学や組織の考えを代表するものではありませんので、予め承知してください。特定の大学や組織の考えを代表するものではありませんので、予め承知してください。
既に現場で働いている方で、大学院での研究を考えている方も多いと思います。「現場」では大学などで教わってこなかった問題や教科書やテキストにも書いていない問題に遭遇することも多いことと思います。そして、こうした「現場の問題」を解決に導く研究をしたいと考える方は多いです。でも、ここでよく考えてください。そうした「現場の問題」はこれまでにも多くの先人が経験し、同じようなことを考えているはずです。それでも、未だ解決に至っていないということなのです。つまり、そう簡単に解決する問題ではないということです。ではどうすればよいのでしょうか。それは、その「問題」の根底にあることから1つ1つ確認し、不明な点を見出し、その部分を研究の対象にすべきなのです。どうしても、表面に出ている問題点にのみ目が行きがちですが、実際にはその背景に多くの問題が潜んでいるのです。
以前に、「骨格筋の廃用性萎縮」について触れましたが、効果的な訓練方法を見出したい、あるいはある方法の有効性を検証したいと考える方は多いです。ですが、そもそも骨格筋萎縮のメカニズムや萎縮筋の再成長のメカニズムがそもそも完全に解明されていない現時点において、上記のような研究課題は正直よい研究とは言えないと思います。ですので、大学院などでは、まず基礎的な部分の再確認から行い、基礎的な部分における問題点の解決を目指すべきと思っています。でもそれでは、「現場の問題」の解決にならないと考える方がいると思います。でもそれは間違いです。こうした基礎的な研究の積み重ねこそが、「現場の問題」の解決策となるのです。つまり、「エビデンスのある実践」ということです。基礎的な研究は敬遠されがちですが、非常に重要なのです。
一緒に「骨格筋の萎縮」や「萎縮筋の再成長」のメカニズムを解明しませんか?
大学院進学に関して、この他にも疑問を抱いている方がいると思います。何か質問があれば連絡ください。答えられる範囲で答えるつもりです。
メールアドレスは
goto「アット」sozo.ac.jp
です(「アット」の部分を@に変えてください)。
大学院生募集中です。
少しでも興味のある方は、連絡ください。今年も、昨年同様に大学院への誘い「オープンラボ」を開催予定です。詳細なプログラムは近日中にアップします。
豊橋創造大学大学院健康科学研究科の本研究室では、
勤務を継続しながら、夜間のみの履修で2年間で修了できます。
また、様々な修学支援制度があります。学費や研究活動費など経済的な負担を大きく軽減できます。
研究テーマは相談の上決定しますので、連絡ください。
研究室Website
http://www.sozo.ac.jp/professor/goto_katsumasa/
ちなみに、骨格筋については・・・・・
骨格筋は伸展刺激に応じて肥大します。収縮刺激に応じて肥大するのではないかという疑問を持たれる方がいるかと思いますが、収縮しながら長さ変化すること、筋細胞膜が変形することがポイントであることが最近わかってきました。
また、食事は「栄養」や「エネルギー」として重要であることは周知の事実ですが、行為としての食事自体に骨格筋の機能を維持する効果がある可能性が示されています。
こうした基礎的な研究成果は、トレーニングやリハビリテーションはもちろんサルコペニア・フレイル対策として有用です。
こうした、本研究室の研究プロジェクトに参画してくれる方を大募集中です。
これまでの経験(バックグラウンド)は問いません。
研究意欲のある方であれば大歓迎です。
次年度入学へ向けた大学院入試情報は近日中にお知らせします。
研究科Website
http://www.sozo.ac.jp/department/health_science/examination
かなり揺れました。震源からはかなり離れた愛知県豊橋市。
ここは、5階建ての建物の5階の研究室。
1分以上は揺れが続いていたと思います。
大きな被害がないことを祈ります。
後藤勝正
骨格筋量調節における胃・小腸-骨格筋間の臓器間ネットワークの役割
BIO Clinica 37(4): 56-29, 2022