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ミネラルウォーターの分類とラベル表示

2006-06-17 19:29:18 | 健康と美容

 日本人のミネラルウォーターに対する感覚は、どちらかと言えば、ミネラルが豊富に含まれた自然水のことで、健康によい水のことと解釈しているのが一般的だと言えましょう。しかし、健康によいのかどうかおいしい水であるかどうかはラベル表示からは判断できません。それぞれのメーカーのミネラルウォーターを調べて、個別に判断するしかないのです。

 日本におけるミネラルウォーターの分類は、1991年4月、農林水産省が製造・販売会社に要請した「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」に沿って、品質が表示されています。それは、次のようになっています。

 ①ナチュラルウォーター

 ナチュラルウォーターは、特定の水源から採水された地下水を原水として、沈殿、ろ過、過熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行わないもの。ナチュラルウォーターは加熱殺菌されていることです。

 ②ナチュラルミネラルウォーター

 ナチュラルミネラルウォーターは、ナチュラルウォーターのうち、鉱下された地下水(地表から浸透し、地下を移動中、または地下に滞留中に、地層中の無機塩類(ミネラル成分)が溶解した地下水)を原水としたもので(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)、加熱殺菌していない生水のことで、酸素がたっぷり溶け込んでいるものです

 ③ミネラルウォーター

 ミネラルウォーターは、特定の水源より採水された地下水を原水とし、品質を安定させるために、ミネラル分の調整、ばっ気(酸素を供給する)、複数の水源から採水した原水が混合されているものです。

 ④ボトルドウォーター

 ボトルドウォーターは、上記の①~③以外の飲用水のことをいいます。処理方法の限定はありません。水深200メートル以深にある海洋深層水からつくられる水は、この分類に入ります。

 これらの分類は、ボトルに貼ってあるラベルの表示で見分けることができます。ラベルの品名欄から、どの分類のものか、原材料名から、使われている原水名の種類がわかります。

 ミネラルウォーターは、ミネラル成分の表示は義務づけられていませんが、多くのメーカーは、消費者のニーズに応えて、硬度・pHも併せて表示するようになりました。ミネラルウォーターに表示されているラベルを見て、水の個性を読み取ってください。

美容と健康


カラダに良いミネラルウォーターとは

2006-06-17 19:01:44 | 健康と美容

 「ミネラルウォーター完全ガイド」(松下和弘著、大和書房、2006年)によると、ミネラルウォーターを販売している会社に、「販売している水は、健康にいい水ですか」と質問すると、「そうしたデータは特に持ち合わせておりません」という回答が返ってくるそうです。さらに、「そのていどの水を販売しているのですか」と質問すると、「水道水よりはましですよ」と開き直りとも受け取れる回答をする会社もあるそうです。

 ミネラルウォーターは、水道水の1,000倍もする価格で販売されています。価格から考えて「健康にいい水である」ことを、きちんと説明できるデータを、製造・販売会社は準備しておく責任があるといえましょう。ほとんどのミネラルウォーターは、地下水を利用しているので、水道水よりは「安全な水」といえるのは当たり前ことです。

 「カラダにいい水の3要素」として、松下和弘氏は、その著書で、次のように説明しています。

 ①油を溶かす高い水(界面活性力=油脂の分散性の高い水)であること。

 ②酵素活性を高める水(体内酵素を活性化し、抗酸素物質の力を低下させない水)であること。

 ③表面張力の低い水、あるいは水分子の集団(クラスター)が小さい水であること。以上の3条件を満たす水が「カラダにいい水」とのことです。

 ミネラルウォーターや水処理器を購入する際には、上記の3要素のデータを準備している販売会社から購入することが賢明な判断だと指摘しています。テレビや新聞・雑誌などで宣伝している製品には、カラダにいい水の条件を満たしたデータ準備されていないとも述べています。 

 私たちは、何かを購入する際、テレビや新聞・雑誌などに掲載された公告・宣伝情報を鵜呑みにして、購買しているようにも思われます。メディア媒体で宣伝しているものだし、会社も有名だからという理由で、購入しているのではないでしょうか。情報が氾濫している現代においては、確実な情報を入手して、それから行動するという賢さが求められています。

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