つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

キヤノンEF50mm F1.8 STM 試し撮り (1)

2015年05月23日 | カメラ

キヤノンの新しい単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM 」。発売日に届いた本体に続いて、フィルターとレンズフードも届きました。

 

EOS 6D に「EF50mm F1.8 STM 」とレンズフードを付けたところ。フィルターも装着しています。

 

なかなかいい感じですね。

レンズフードの造りはしっかりしていて、着脱用のボタンも付いています。使用中にうっかり外れる心配もなさそう。

 

収納の時、逆向きにすることもできます。

カバンに入れるときは、こういう格好に。レンズフードをなくすこともないし、便利です。

 

ムム、でも外観がスマートとはいいがたい… 

何となく、ブサイクなワンちゃんの顔みたいで。

 

まあいいか、収納する時だけのことですものね。

 

さっそく5月22日、大阪・長居公園(長居植物園)へ試し撮りに行ってきました。

 

EF50mm F1.8 STM 実写画像

 

まず見たかったのはボケ味。

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 STM 、 絞り優先AE(F1.8、1/400秒)、ISO 100、露出補正 -2/3、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

おお、ボケるボケる~

さすがに明るい単焦点レンズ。良くボケます。

ただ、背景の玉ボケは輪郭がはっきりしているので、樹の枝などは二線ボケになりそうですね。でも、これは旧型からの特徴。レンズ構成が変わっていないということで、やむを得ないです。

 

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 STM 、 絞り優先AE(F1.8、1/1000秒)、ISO 100、露出補正 0、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

背景の玉ボケに口径食(レモン型)が見られますが…

 

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 STM 、 絞り優先AE(F2.8、1/400秒)、ISO 100、露出補正 +1/3、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

このように、絞りをF2.8 まで絞ると、口径食がなくなり、きれいな円形の玉ボケになりました。

 

同じ場面で、旧型のEF50mm F1.8 II だと、開放から少しでも絞ると、5角形のボケになります(絞りが5枚羽根のため)。

でもEF50mm F1.8 STM は7枚羽根の円形絞りに改良された結果、絞った場合でも円形を保っています。

新モデルになって、これが一番うれしいところです。

 

もうひとつ、ありがたいのは最短撮影距離が短縮されたこと。

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 II 、 絞り優先AE(F5.6、1/125秒)、ISO 200、露出補正 0、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

 旧型ではここまでしか寄れませんが…

 

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 STM 、 絞り優先AE(F5.6、1/80秒)、ISO 200、露出補正 0、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

 新しいEF50mm F1.8 STM は、さらに10センチ寄れるので、ここまでアップにできます。

この違いは大きいですね。

単にトリミングするというのではなく、近寄ることで背景のボケ量が増すため、ぐっと立体感が出てきます。

料理などをアップで撮るのにも良いのではないでしょうか。

 

とまあ、ここまではよかったのですが。

 

周辺減光が…

 

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 II 、 絞り優先AE(F1.8、1/4000秒)、ISO 200、露出補正 0、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

上の風景は、旧型で撮影(わざと絞り開放にしています)。次に、新型レンズに付け替えると…

 

EOS 6D 、 EF50mm F1.8 STM 、 絞り優先AE(F1.8、1/4000秒)、ISO 200、露出補正 0、ホワイトバランス・太陽光、画質RAW

「あれ、暗くなった!」。カメラの再生画像ではっきり違いが分かりました。

同じレンズ構成なのに、なぜ? 

新型レンズの方が暗い? ?  これは大変。

 

AF ポイント周辺を100%拡大してみました。

旧型のEF50mm F1.8 II  100% 拡大画像(赤い四角がAF フレーム)。

 

新型のEF50mm F1.8 STM  100% 拡大画像(赤い四角がAF フレーム。手持ち撮影のため、位置は微妙にずれています)。

 

AF ポイント周辺で見る限りは、それほど明るさに違いがあるようには見えません。

つまり、「周辺減光」!

新しいEF50mm F1.8 STM は、絞り開放では周辺減光が目立つ、ということになります(絞りを絞ると改善)。

でも、何か妙だな…

 

ちょっとばかり気落ちしながら、カメラの設定を確かめて、原因がわかりました。

EOS 6D の「レンズ光学補正」設定画面。

 

個人的にいつも、「周辺光量補正・する」 に設定しているのですが、発売されたばかりのEF50mm F1.8 STM は補正データがないため、周辺光量補正が効いていなかったのです。

これでは旧型に比べて周辺減光になるのも当たり前。

 

補正データさえあれば、旧型と同じく周辺までピシッと明るい写真になるはずです。

 

そのEF50mm F1.8 STM 補正データですが、まだキヤノンから提供されていない模様。

早く提供してもらいたいですね。

この周辺減光は、かなり気になります。

 

試し撮りではこのあと、長居公園で開かれている、ビールを楽しむイベント「オオサカ オクトーバーフェスト2015」(5/31まで)も撮ってきました。

その写真は次回に。

--------------------------------------------------------------------------------

関連記事

  ・『キヤノンの低価格単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」が売れ筋1位に! 購入しやすい価格と性能で評価も上々!』(トレンドニュース - 価格.com)

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿