つれづれ写真ノート

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冬の温室散歩(不思議植物)

2014年12月27日 | ネイチャー

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館フラワーツアーの続きです。

植物の不思議を体感したツアーでした。

 

熱帯雨林植物室のラン。

 

「良く見てくださいね」と言われて見てみると…

(画像のアップ) 両手を広げ、黄色いふわふわスカートで踊っているダンサーに見えます。

英名はそのまま「Dancing Lady Orchid 」。

 

この人気のラン「オンシジューム」、ダンサーに見えた瞬間から、おそらく花がダンサーにしか見えなくなり、そのイメージを振り払うのが難しくなるのでは。

 

ガジュマルの根。

 

イチジクのような実をつけるガジュマル。実は鳥に食べられ、種が糞と一緒に他の樹木の上に落ち、芽生えます。気根を下に伸ばし、地上に届くと周辺の水分などを吸って幹のように太くなります。やがて“宿主”の樹木を枯らしてしまいます。

これが、“宿主”を絞め殺しているように見えるところから「絞め殺しの木」と呼ばれています。

オソロシイですね。

 

夜に咲く熱帯スイレン「ニンファエア レッド フレア」が昼間に咲いていました。ラッキーだそうです。

 

でも、夜中に、なぜこんな鮮やかな色で咲くのだろう… 

 

食虫植物、ウツボカズラ(東南アジア原産)。

 

壺のようなものは葉の変化したもの。蜜腺につられてやってきたハエなどが、ツルツルした壺のふちから滑って中に落ち込む仕掛け。

夏など、ゴキブリが入っていることがあるそうです。オオ、オソロシイ。

 

地面に栄養があれば、別に虫を捕えなくても生きていける植物だそうです。

なぜ、わざわざこのような“罠”を考案したのか。

そもそも、こういうはかりごとを考える知恵が植物にあるのか、あるとすればその中枢の組織はどこにあるのか…

考えれば考えるほど分からなくなってくる、植物の不思議です。

 

熱帯花木室。ベローンとした布地のような花「アリストロキア ギガンティア」(ブラジル原産)。

特異な香りで虫を引き寄せ受粉するとのこと。

 

裏側はこんなになっています。

何となくスカートをまくったみたい(失礼… )

 

キソウテンガイ(奇想天外)。サボテン・多肉植物室にある“50年もの”。

 

生涯2枚の葉だけを延々と伸ばし続ける奇怪な植物。

原産地の西アフリカ・ナミブ砂漠では何千年も生きている株があるそうです。

人類滅亡後も生き続けるかも。

 

きれいなサボテンをアップにしてみました。幾何学的な美。

 

こんなサボテンです。

名札には「マミラリア属の一種」とありました。

 

咲くやこの花館」の名物、ヒマラヤの青いケシ(高山植物室)。

 

ウトリクラリア・サンダーソニー(ウサギゴケ)。

 

とても小さな植物です。花の上の2本の突起がウサギの耳のよう。

こんなに可愛いのに、実は食虫植物とは…

 

エーデルワイス。言葉の響きがいいですね。

このあと高山植物室を出て、帰宅しました。

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

       EF70-300mm F4-5.6L IS USM



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