つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

パナ、福島のデジカメ生産停止

2015年01月09日 | カメラ

ちょっとショックなニュース。

パナソニックが、福島工場でのデジタルカメラ生産を停止、中国での生産に切り替えると発表しました。

午後2時の日経電子版によると、

『パナソニックは今春をメドにデジタルカメラの国内生産を中国に移す。同社の世界販売の半数に当たる約150万台を生産する福島工場(福島市)のラインを停止する。円安を受けて白物家電の生産の一部を中国から国内に移すことを検討しているが、デジカメは世界的に市場が縮小しており、同社の事業は営業赤字が続いている。生産の集約で黒字転換を急ぐ。』

スマホに押されて、同社のデジタルカメラ事業は赤字が続いていましたが、いよいよ大胆な再編に乗り出すことになりました。

福島工場はどうなるのか…

日経によると、

『福島工場は04年からデジカメを生産し、輸出もしているが、コスト削減のために中国での生産に段階的に切り替えていた。今後は野菜を栽培する植物工場に活用するほか、車載関連機器などの部品を実装する業務を残す。約300人の従業員は配置転換するなどして雇用を維持する。国内のデジカメ生産は、レンズ部品を生産する山形工場(山形県天童市)で一部の高級機種を組み立てる程度になる』

ということで、野菜工場になるんですね。

 

しかし、カメラ事業をやめてしまうわけではなく、とくに個人的には山形工場に手をつけられなくて良かった、と思っています。

ここで生産されるレンズの品質は最高級で、とくに他社にも供給している非球面レンズがすばらしい。ライカブランド(パナライカ)のレンズにも使われています。

 

また、山形工場で生産が続行される高級機種って「GH4」のような機種でしょうか。「GM」シリーズはどうなるのかな。

気になりますね。

 

福島中央テレビによると、

『福島工場では、300人ほどがデジカメの組み立て作業などに就いているが、パナソニックでは、関西にある事業所への配置転換を前提に労使協議を進める方針で、「山形工場への配置転換は考えていない」としている。』

ということで、山形工場は今のままの陣容で生産するようです。

 


キヤノン新一眼レフ“チョイ見せ”?

2015年01月09日 | カメラ

キヤノン・オーストリアのfacebook ページに、まだ見たこともない一眼レフカメラの一部が写っていると、PetaPixel というブログが話題に。これを、CANON RUMOS も取り上げています。

下はその写真(キヤノン・オーストリアのfacebook ページより)。

メインは、アメリカの国際家電ショー(CES)で展示された新しいフォトストレージ「Canon Connect Station CS100」。

 

この「CS100」自体、なかなか面白そうな記録媒体で興味を持っているのですが、問題は左側にちょこっと映っている一眼レフらしきもの。

PetaPixel は、

「奇妙なことに、このカメラのデザインは、現行のキヤノン一眼レフデジタルカメラの背面のどれとも一致しないように見える」

と指摘しています。

 

facebook ページから画像をダウンロード、アップにしてみると…

どうやらバリアングル液晶付きらしい。それを手掛かりに、PetaPixel はバリアングル液晶を備える「70D 」と「T5i(日本名称:Kiss X7i)」の写真を載せて比較しています。

ボディー上面に液晶を備えているので、現行中級機以上のクラスか… しかし、ボタンやダイヤル類はコンパクトで入門機のようにも見えます。

「70D 」と「Kiss X7i」の中間のような感じ。

 

「CS100」は1テラバイトのハードディスクを内蔵した記録媒体。Wi-Fi/NFC機能を備えています。とくにNFC機能が面白い。NFCに対応したカメラを近づける(あるいは置く?)だけで写真やビデオを取り込める簡便さが特長。HDMIで接続すると、すぐテレビで画像を見られるそうです。

こういうイージーさをアピールする機器に似合いそうなのは、やっぱり「次期Kiss(X8?)」で、これにNFCを搭載するのかな… とも思いますが、よく分かりません。

 

ひょっとすると、「CP+ 2015」(2/12~2/15)で、この新一眼レフと「CS100」がお目見えするかも?

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