9月12日午後号外や臨時ニュースが飛び交い、日本国中を耳を疑るような衝撃的なニュースが駆け巡った。安倍総理の突然の辞任会見である。
昨年9月小泉前総理の後継者として政界のサラブレット、貴公子は頭角を現し、戦後生まれ初の総理大臣として脚光を浴びながら就任した。あれから約1年、同総理は「美しい国日本」「戦後レジームからの脱却」を掲げ、教育基本法、国民投票法の制定、防衛省への昇格、公務員制度改革等歴代内閣が積み残した諸問題を強引なまでに推進しこれからの政策運営が期待されていただけに残念だ。
それが郵政造反組の復党を認めたころから安倍氏の求心力が下降し、その後閣内から相次ぐ失言、事務所費問題が噴出、国民の政治的信頼を失った与党はついに7月の参院選で歴史的大敗を喫した。国会の日程は8月28日第2次組閣、9月10日臨時国会開会、総理所信演説と順調に進み、12日与野党の代表質問が行われる矢先の辞任表明では様にならず、これでは論戦を前にして“敵前逃亡“だと批難されても国民に説明がつかない。たとえ健康上の問題があったにしても、「闘う政治家でありたい」と公言した一国の総理・総裁が何故このタイミングで辞任するのか疑問は残る。かつて小泉前首相は「自民党をぶっ壊す」と言って派閥解消策をとったが、その下部組織である地方の建設、郵政、農業、医師会そして公務員等の集票組織までも弱体化させてしまい、その結果が今回の大敗の一因ともなっている。
自民党よ。選挙に敗れたからといって全てが否定されたわけではない。新総理・総裁のもと国民の幸せのために全知全能をしぼり捲土重来を期してもらいたい。
昨年9月小泉前総理の後継者として政界のサラブレット、貴公子は頭角を現し、戦後生まれ初の総理大臣として脚光を浴びながら就任した。あれから約1年、同総理は「美しい国日本」「戦後レジームからの脱却」を掲げ、教育基本法、国民投票法の制定、防衛省への昇格、公務員制度改革等歴代内閣が積み残した諸問題を強引なまでに推進しこれからの政策運営が期待されていただけに残念だ。
それが郵政造反組の復党を認めたころから安倍氏の求心力が下降し、その後閣内から相次ぐ失言、事務所費問題が噴出、国民の政治的信頼を失った与党はついに7月の参院選で歴史的大敗を喫した。国会の日程は8月28日第2次組閣、9月10日臨時国会開会、総理所信演説と順調に進み、12日与野党の代表質問が行われる矢先の辞任表明では様にならず、これでは論戦を前にして“敵前逃亡“だと批難されても国民に説明がつかない。たとえ健康上の問題があったにしても、「闘う政治家でありたい」と公言した一国の総理・総裁が何故このタイミングで辞任するのか疑問は残る。かつて小泉前首相は「自民党をぶっ壊す」と言って派閥解消策をとったが、その下部組織である地方の建設、郵政、農業、医師会そして公務員等の集票組織までも弱体化させてしまい、その結果が今回の大敗の一因ともなっている。
自民党よ。選挙に敗れたからといって全てが否定されたわけではない。新総理・総裁のもと国民の幸せのために全知全能をしぼり捲土重来を期してもらいたい。