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ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の平成

2019-05-26 20:02:23 | 水戸

梵鐘(東光寺 大場町1369)
 平成元年にすえられた梵鐘のようです。戦中の供出で梵鐘がなくなったお寺がほとんどだったようですので、これによってお寺の戦後が終わったという感じでしょうか。

 

平成橋(五平神社北方約200m)
 涸沼前川にかかる橋に平成橋がありました。写真右手前に橋名碑があります。この橋には水位計が設置されていました。写真左側の、橋からでている装置がそれです。

 

平成を振り返る(茨城県立図書館 三の丸1-5-38)
 「新元号『令和』」と「平成を振り返る」という展示がされていました。平成の部分には、茨城にゆかりのある作家のサインと作品が、その裏側には平成初期のベストセラーが並べられていました。写真左方に令和の展示スペースがあります。

 

馬力神(外岡自動車整備工場(上河内町147)北方約150m)
 県道63号線沿いの共同墓地にありました。この馬力神の石碑は平成22年に建てられたようです。ここには外にもいろいろな時代の、たくさんの馬頭観音石碑があります。

 

タイムカプセル(五軒小学校 金町3-2-25)
 平成24年度に卒業した生徒たちが20才になったときに開くようにタイムカプセルを埋めたようです。そうすると開くのは来年の令和2年ということになります。

 

本堂落慶記念碑(定善寺 酒門町363)
 平成23年におきた東日本大震災では、多くの水戸のお寺も被災したようです。定善寺は平成27年に本堂の再建ができたようです。倒れたままになっているお墓はまだあちこちで見かけます。

水戸の令和(2)

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水戸の神社(5)

2019-05-25 20:14:55 | 水戸

有賀神社(ありがじんじゃ 有賀町1032)
 祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)などで、茨城県神社誌では貞観元年(859)に建借間命(たてかしまのみこと)が藤内に建てた藤内神社が始まりだそうです。天正18年(1590)に兵火で焼けて翌年今の地に移り、鹿島明神になり、明治になって有賀神社と改称したそうです。虫切りの神様といって子供の夜泣きやかんの虫にご利益があるそうです。11月に磯渡御(いそとぎょ)といって、神体が大洗の町の大洗磯前(おおあらいいそさき)神社へ渡御するという行事があったり、「お眠り」といって、神霊が大晦日の午後5時から翌年1月7日午前1時まで眠り、その間は歌舞音曲は停止されたりするそうです。

 

飯綱神社(東赤塚2173)
 祭神は伊豆奈神(農業神)だそうです。文禄3(1594)に大宝八幡を勧請して建立されたそうですが、徳川光圀の八幡整理で延宝6年(1678)に破却されたそうです。元禄5年(1692)に境内社だった飯綱権現を主神とした神社が建造されたそうです。「赤塚に過ぎたるもの」の一つとしてこの神社の天王神輿(みこし)があげられているそうです。ご神木の杉は市の保存樹木に指定されています。

 

市杵姫神社(いちきひめじんじゃ 本町1-6-17)
 祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)だそうです。佐竹氏により竹隈町(たけくまちょう)に建立されたそうですが、江戸時代になり、寛永年間(1624-44)田町越のときに今の地に移ったそうです。正月に行われるだるま市のときには、本町の表通りに出社するそうです。市神さまともいわれるそうなので、想像をたくましくすれば、市杵島姫を「市来(市に来る)」と見て、商業の繁昌を願ったのかもしれません。

 

春日神社(田谷町1)
 祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)などだそうです。江戸氏の祖神だったので、はじめは水戸城内に祀られたそうですが、天正18年(1590)に佐竹氏に水戸城が落とされたときに、江戸氏の遺臣が田谷町に逃れて土着し、その神も遷したそうです。7月の名越祭には、茅の輪くぐりが行われるそうです。

 

酒門神社(酒門町94)
 祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)だそうです。吉田神社の別宮の一つで、水戸七社のひとつでもあったそうです。寛治4年(1090)に天皇の宣旨で穀物が奉納されたという文書があるそうです。4月の鏑矢(かぶらや)の神事は今も行われています。藤田東湖書の幟も保存されているそうです。去年、前の天皇在位30年記念として、写真のように屋根を葺き替えたそうです。

水戸の神社(4)

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水戸藩主・徳川斉昭の話あれこれ(3)

2019-05-24 20:47:18 | 水戸

 写真は酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ ひたちなか市磯崎町4607-2)にある「水戸斉昭公お腰かけの石」です。

 

芋の葉
 斉昭が3、4才の頃に、同年代の子供たちなどと高台に行ったときに、にわか雨にあい、そこの畑にあった芋の葉を傘がわりにして帰ってきたそうです。それを6代藩主治保(はるもり)が見て、畑の主に聞いて取ってきたかと問い、断り無く取ってきたとしたら盗んだことになると叱られて、3日間部屋に引きこもらせたそうです。武田耕雲斎に宛てた手紙にあるそうです。

 

安政元年(1854)の書
 「一、飯を得るたびに、兵糧の窮屈を思い 一、衣を製するに、甲冑(かっちゅう よろい・かぶと)の窮屈を思い 一、居宅を構(かま)えるに、戦いの陣中での不自由を思い 一、起居の安きに、山野の苦しみを思ひ 一、父母妻子同居し、兄弟親戚と交わるに、遠国雑居の時の悲嘆を思いやり、今日の無事安穏を大幸とすれば、何ぞ奢(おご)りの思いを生ぜん。」(現代文化してあります) 吉田松陰は斉昭のこの文章を刷って、松下村塾のメンバーに配ったそうです。

 

廊下歩き100遍
 安政5年(1858)に行われた井伊直弼による勅許なしの日米修好通商条約締結に対して、抗議の押しかけ登城をした徳川斉昭は、駒込中邸に蟄居(ちっきょ)謹慎の処分をうけたそうです。このときは、運動不足を補うため毎日22間(約40m)の廊下を1日100遍往復したそうです。斉昭が行った水戸藩の天保の改革に対して幕府によって行われた弘化元年(1844)の隠居謹慎処分のときは、裃(かみしも)に威儀を正して膝を崩さなかったそうです。しかしこのときは、うさばらしに、職人と自由に話したり、かんしゃくを起こすと大声でどなりちらしたりしたそうです。

 

牛乳
 当時はすでに牛乳の栄養価は高く評価されていたそうですが、斉昭は牛乳が好きだったそうです。水戸城中にいた子供たちに飲ませたり、家臣の病気見舞に贈ったりしたそうです。

 

菓子
 「大和菓子景山百種菓子」が徳川ミュージアムにあるそうです。これには、斉昭による古今和歌集などの古歌にちなんだ創作菓子24選が描かれているそうで、製造にあたっての指示も記されているそうです。景山は斉昭の号です。

水戸藩主・徳川斉昭の話あれこれ(2)

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水戸の子安観音(4)

2019-05-23 21:08:45 | 水戸

 子安という言葉は、本来子供を安泰にするという意味で、安産のことではなかったそうですが、今のような意味に転用して使われるようになったのだそうです。

 

開江町(県道113号線の常磐自動車道架橋南東約100m)
 道路脇にある石造物群の中にあります。安永2年(1773)と見えますがどうでしょう。

 

天満天神宮(大樹工業(鯉淵町4375)南約100m)
 宝冠をかぶって、かさねの着物を着た観音です。「永四乙未」と読めますので、安永4(1775)のようです。

 

仏性寺(栗崎町1984)
 これも安永年間の6年(1777)に建てられたようです。なぜか安永年間(1772-81)の子安観音がよく見られます。

 

仏陀院(栗崎町1685-1)
 入口付近にある石造物群の中にありました。子供がハスの花の茎を持っているように見え、嘉永2年(1806)とあります。

 

地蔵院(金谷町信号西方約50m)
 天保2年(1831)とあります。境内の塀に沿って無縁らしいお墓に混じって多くの石仏などが並んでいます。地蔵院を、地元では金谷のお寺と呼んでいるようです。

水戸の子安観音(3)

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水戸の学校で見られる標語(1)

2019-05-22 19:52:34 | 水戸

 学校で標語を印刷した立て看板を道路側にたてることがはやっているようです。作った子供たちはうれしいでしょうし、家庭や社会・交通ルールなどに関する標語は、社会的にも役立つことでしょう。そのいくつかをご紹介します。たくさんあって写真に全部写っていない学校もあります。

 

稲荷第一小学校(大串町142-1)

 

城東小学校(城東2-7-62)

 

吉田小学校(元吉田町1757-1)

 

第一中学校(東原3-1-1)

 

第三中学校(朝日町2882-1)

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