水戸で杖といえば、黄門さんの持つ杖がまず頭に浮かんできますが、ほかにもいろいろありそうです。大事な杖を忘れていませんかといわれそうですが、それは次回ということにします。
アカザの杖(水戸市植物公園 小吹町504)
徳川光圀が使ったのは軽くて丈夫なアカザの杖だったそうです。水戸市植物公園では、アカザの杖をたくさん展示しています。写真下は、水戸植物公園で見たアカザです。
黄門像(水戸駅北口ペデストリアンデッキ上)
小森邦夫作の一番ポピュラーな、格さん・助さんを従えた黄門像です。持っているのはホテイチクの杖です。水戸黄門のテレビ番組で、アカザでは折れやすいということで、ホテイチクになったということです。助さんは佐々宗淳(さっさむねきよ 通称・介三郎(すけさぶろう))、格さんは安積澹泊(あさかたんぱく 通称・格兵衛)という二人の臣下だった儒者がモデルだそうです。また、こうした「漫遊」は実際には行われていなくて、ほとんどが「お話」のようです。
ホテイチクの杖(臨時駅・偕楽園駅 常磐町1-2)
偕楽園駅は、大正を4年開業という歴史を持つ、梅まつりに合わせて開かれる駅だそうです。これは平成30年の写真ですが、姉妹都市の高松市にある、香川スカウトクラブが寄贈したホテイチクの杖だそうです。臨時駅と偕楽園との標高差が約20mあり、その段差をのぼるときに使ってくださいということなのでしょう。
親鸞像(安楽寺 元吉田町2511)
親鸞は常陸国(ひたちのくに)には20年間位滞在し、その頃の高弟が開いたお寺がたくさんあるようです。安楽寺もその一つだそうです。小森邦夫作の親鸞像があり、太い竹の杖を持っています。
狸の縁起物(柵町)
縁起物の狸で、杖を持っているものもあるようです。ただし、八双狸という笠や大福帳などの八つある吉相の中に杖はないようです。
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