浅草生まれの彫刻家で、日展常務理事、芸術院会員だったそうです。水戸に居住し、茨城文化団体連合理事長となり、地域の美術のために活躍したそうです。平成4年に水戸市文化栄誉賞を受賞し、平成5年に77歳で水戸でなくなったそうです。水戸ではあちこちで小森邦夫の作品が見られます。
徳川光圀公像(千波公園 千波湖西側)
水戸のイメージを形作っているような、堂々とした銅像です。台座を含めて高さが6mあるそうです。ひところ、ポケモンゴーで話題になっていたようです。小森邦夫が作った光圀像は、徳川ミュージアムにも1mくらいのものがあります。
水戸黄門 助さん、角さん像(JR水戸駅北口ペデステリアンデッキ上)
これも、上と同様の銅像です。水戸黄門(光圀)漫遊記のイメージでつくられています。助さん、角さんは、佐々介三郎宗淳(さっさすけさぶろうむねきよ)と、安積覚兵衛澹泊(あさかかくべいたんぱく)という、彰考館総裁だった学者だそうです。
徳川斉昭公像(弘道館前 三の丸1)
斉昭は、烈公と諡(おくりな)された、気性が激しくて、かなり思い切った改革などをする一方、農民への気配りもあったらしい、幕末の日本史に登場する殿様です。
農人形(常磐神社石段下、御田脇)
斉昭が農民への感謝をあらわすために、食事毎に一箸の米を、農人形に供えたそうです。偕楽園臨時駅を出たところにある、御田(神饌田)の脇に像があります。
砂丘(安楽寺高台 吉田町2511)
安楽寺左手の階段をのぼって、墓地に行く途中にあります。ここには、親鸞像もあります。また、小森邦夫は安楽寺の庭も設計したそうです。
若い力(祐月本店近く 末広町2)
水戸市名誉市民になった、元市長の和田祐之助(元・祐月社長)が寄贈した、道路開通の紀念碑だそうです。
水戸在住なので見覚えがあるものも多く、楽しいです。これからも見に来るので続けてください。