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水戸の見て歩き

水戸の窓(7)

2024-08-07 21:40:24 | 水戸

空気抜き窓(綿引家住宅主屋 元吉田町2192)
 江戸時代、旧吉田村庄屋の住宅だそうです。県指定の文化財だそうです。屋根の中央に、空気抜きの窓が付けられています。明かり取りと空気抜きの役目があったのでしょうか。

 

欄間窓(好文亭清の間 常盤町1-3-3)
 徒然草で吉田兼好は、「家の作りやうは、夏をむねとすべし」といっているそうですが、ますますその重みが増してきたような最近です。好文亭にある、清(せい)の間と梅の間の欄間は窓だらけといった感じで、まさに夏向きです。

 

火灯窓(光円寺 酒門町52)
 窓上部の形を炎とみて、火灯窓と書いたり、花弁とみて花頭窓と書いたりするようです。石山寺の源氏物語が書かれた「源氏の間」にもあるので、源氏窓ともいうそうです。禅宗寺院の窓として日本に入ってきたようですが、広く作られるようになったようです。ちなみに光円寺は浄土真宗大谷派だそうです。

 

差し掛け屋根の窓(元吉田町)
 差し掛け屋根は、切妻屋根で屋根の一方を長く、もう一方を短くして、左右に段差を付けた屋根の作り方のようです。写真では、左右の屋根の段差の部分に明かり取りの窓がつけられています。最近よく見かける、好まれているスタイルのようです。

 

塀の窓(常陸牛キクスイ 西原2-16-5)
 塀につけられた丸窓です。中に写真のような井桁格子(いげたこうし)をほどこすことが多いようです。

水戸の窓(6)

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