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水戸の見て歩き

水戸の地蔵(7)

2021-05-19 20:37:55 | 水戸

中原不動尊(中原町786)
 今瀬文也の調査では、内原町の地蔵で一番古いものは、この地蔵だそうです。背後に舟型向拝(こうはい)が付けられていて、延宝9年(1681)に回向のために作られたそうです。

 

薬王院(元吉田町682)
 「元禄(1688-1704)の子育延命地蔵尊」といわれる地蔵だそうです。子どもの安穏成長や病気平癒が祈られたそうです。墓地入口にある小さな地蔵堂の中にあります。

 

塩崎観音堂(塩崎町1398-1)
  長福寺脇寮とあるという観音寺は、廃寺になり、現在、その跡に観音堂が残っています。その境内にある石造物群の中にある、頭部が欠けた地蔵です。念仏講中が正徳4年(1714)に作ったようです。

 

桂岸寺(松本町13-19)
 総高約3.6mの「宝暦の延命地蔵尊」です。医家・大井家の若くして死んだ継嗣とその両親の菩提を願って、同族が宝暦10年(1760)に建てた地蔵だそうです。

 

東光寺(大場町1369)
 道路に面した境内にある総高約140cmの「子安延命地蔵尊」だそうです。文化9年(1812)、女人講中とあります。かつては毎月24日に地蔵念仏講が行われていたそうです。この地蔵が珍しく左足を立てているのは、片膝立ての如意輪観音を意識したのではないかと思うのですがどうでしょう。

水戸の地蔵(6)


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